(マレーシア)ナジブ前首相のかつての友人で事業面での側近でもあったディーパク・ジャイキシャンさんが、カタールに本拠を置く衛星放送局アルジャジーラのインタビューに応え、ロスマ前首相夫人が「実質的な首相」として君臨していたと主張。ディーパクさんは「すべての政府プロジェクトは、ロスマ夫人を通じて実施することになっていた。政府から大きな契約を受注するため、前首相や夫人に多額の賄賂や貴金属を送ったこともある」と告白した。  ディーパクさんによれば、前首相夫妻は総選挙で敗北することや自分たちの家が警察の手入れを受けることなど、まったく想像していなかったようだった。  ディーパクさんへのインタビューを収録した番組は、アルジャジーラが放送してきたワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)に関する一連の番組の最終回で、5月10日に「マレーシア:権力と汚職」とのタイトルで放送された。  なお、ロスマ夫人は700万リンギ以上に及ぶ金額の資金洗浄の罪状17件や賄賂として1億8750万リンギを要求した罪状2件、サラワク州の地方部への電力供給に向け太陽光ハイブリッド電力プロジェクトを確保しようとした会社から150万リンギを受け取った収賄罪で起訴され、公判が実施されている。  一方、警察は前首相夫妻の邸宅から現金1億2000万リンギ相当や推定で計7億2000万リンギ相当となる貴金属やぜいたく品を押収している。 (5月9日マレー・メール)