Kuma  2018年8月23日号掲載

コラム  南国新聞読者の皆さん、こんにちは。あ、あれ?“オッサン留学奮闘記“、まだ終わってないの?という、ア・ナ・タ。そうなんであります!実はまだ終わっていないのであります!今まで入学してから最後の修了まで、きちんと全て綴られてたはず・・・、でも、何か忘れちゃぁいませんか?あのガウン、あのイカ帽子・・・、そ、そうなんです。

 ”卒業式“という一大セレモニーについて一切、触れられちゃいなかったんです。

卒業式に出席せずに帰国?!
 じゃ、そもそも何で無事にマレーシアで修士課程を終え修了証書も貰ったのに、なんで卒業式に出てないの?ということになるのですが、驚くなかれ、そこにはツイニング・プログラム特有の事情があったんです。これまで何度か書いてきたことですが、ワタクシの大学院留学は、豪州の大学院の課程をマレーシアの私立大学の校舎を“間借り“して行われていたという、両大学の共同課程でした。
 んでもって、海外の、しかも大学院ともなると、一年中、いろんな時期に入学時期があって、しかも各自がいろんなペースで履修しちゃう・・・で、当然のことながら、卒業のタイミングもまちまちという訳なんです。(もうこの時点で、日本の大学のように4月に一斉に入学して3月に一斉に卒業しちゃうイメージは完全に一度脱ぎ捨ててくださいね。)
 だから、このワタクシが通ってたマレーシアの大学(院)も確か年4回くらい”合同卒業式“みたいなタイミングが設定されちゃうことになります。
 ここで問題になるのは、豪州の課程の修了のタイミングなんですが、ワタクシの場合、6月くらいに全科目を修了したものの、直近の日付で卒業式なんて予定してないよ〜ってなっちゃった訳です。

卒業式出席の選択肢は2つ!
 そこで大学事務局から提示された卒業式の内容は次のとおりでした。事務局員さん:「Kumaさん、アナタには2回だけ卒業式に出席するタイミングがアリマ〜ス。一つは今年10月に豪州の本校で、そしてもう一つは来年4月にマレーシアでやりますので、一度帰って、また戻ってきてクダサ〜イ!」・・・な、なんということでしょう。あれだけ夢見てきた角帽子とガウン、、、それをこんなにも待ちわびるしかないとか。
 でも、ワタクシには一度も学んだことがない豪州本校で顔も知らない白人学生さんたちと一緒に卒業式を祝う気分などには毛頭なれませんでした。だからやむを得ず、一度、8月に日本で職場復帰して、何とか翌年4月に少しだけ一時帰国を職場で許してもらって卒業式に出席しようと画策することになった訳です。

一方でこんな現実も
 だから結論から言うと、ワタクシは豪州の大学院修了と言いながら、豪州になんて人生で一度さえ足を踏み入れたことなどないという何とも怪しい経歴を背負っていることになります(笑)。へ、変だよね〜まったく(汗)。
 そのため同じタイミングで課程を修了した仲間のうち、一部の者たちはその年の10月に一足早く豪州で卒業式を済まし、Facebookでバンバンと誇らしく写真を投稿していましたが、ワタクシはただ「いいなぁ〜」って指を加えて見ていたのでした。
 ただこんなワタクシは選択肢があっただけマシな方だったと言えるかもしれません。一部のアラブ系の学生たちは、国籍が理由で豪州の入国許可は見込まれず、そのため消去法でマレーシアでの卒業式を選ばざるを得なかった者もいました。その話を聞いた時は何だか微妙な思いがしましたねえ。だってこれまで一緒に激励し合って無事に卒業できた仲間でしたから。やはり世界最強のパスポート“ニッポン”なんですね。

何とか職場でも事情を理解してもらいましたが・・・
 ということで、一年7か月ぶりの日本へ帰国、そして家族との再会、さらには職場復帰となるのでした。久々の日本での逆カルチャーショックは読者の皆さんなら推して知るべし。暫くはガイコクとしてのニッポンをエンジョイする感覚も経験しつつも、職場でも何とか受け入れていただき、さらにもこんな特殊事情によるマレーシア再渡航も何とか容認していただく運びとなったのですが・・・。衝撃の結末は次回の最終回でお届けします。I shall return.


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修了証書と愛しのMyviとの貴重なツーショット

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日本の職場へのお土産になぜかナマコ石鹸をGET

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ナマコ石鹸、こんなに買いすぎたしwww

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いざ日本に到着

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コックピットなみに丁寧なトイレに感動したり

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無料で飲み放題の水に感動したり