マレーマン・ハリマオ  2018年7月12日号掲載

コラム  基本的に日本からアフガニスタンへの旅行は禁止されてますから、現地の料理は知る由もない。探せば日本にも沢山アフガニスタンレストランあるようだが、今回ここKLではアンパンコリアンタウンに行って来た。どういうわけか、コテコテのコリアンタウンに、違う雰囲気の希少のアフガニスタン料理店ありき。

 海に面してないので魚介類メニューは少なく、一連のペルシャ文化圏に属するイラン料理や中央アジア料理、インド料理との共通点が多いと感じた。それにロシアのカザフスタン料理店で食べたきゅうりの千切りの冷製ヨーグルトスープが全く同じメニューだった。カザフスタン、アフガニスタン、スタンスタンですったもんだ。

 ややこしかったのは有名な「ケバブ」が、原語では「KOBEDAH」「KABOB」「KABAB」「KEBABS」「KEBAB」などと書き方異なりメニューで困惑する。今回も「BOLANI」「BORANI」の「LとR」の違いでメニューが違う?

 シルクロードとの関係もあり、中央アジア料理との関連性も多いと思う。厳格イスラム国家なので国民はほとんどムスリム。海を持たず、陸路なので、放牧性も含め、ヨーグルトをはじめ乳製品メニューも多くミント、コリアンダーなど香辛料も豊富。

 ヨーグルトの和え物を「ボラニ」と言い、ナス(バンジャン)を使ったボラニはアフガニスタン料理の代表格。後で分かったけど塩を一切使わないのに美味しい塩味がするものもある。ヨーグルトジュースを注文したら塩味ジュースだった。旨みある塩ジュース、びっくりだ。

 ペルシャ圏でのアフガニスタンのボラニは、ナン生地にゆでジャガイモを挟んで平らにして“どんどん焼き”みたいな「お焼き」に、辛い香辛のタレをつけて食べると美味しかった。ナスの事は「バジンジャン」で「ジ」は無音なので「バンジャン」と発音。「バンジャンボラニ」はナスのヨーグルト和え・・ナスの塩味が程よく、無塩の真っ白の固めのヨーグルトが色良し、味良しに繋がっている。でも個人的には中央アジア圏周辺の茄子料理はイマイチ。やはりナスは素朴な醤油の生姜焼きがいい。

 「チキン・KABAB」ライスサラダ付きでチキンの骨なしミンスを棒状に焼いたもの。ヨーグルトスープのキュウカンバー入りはロシア料理かなと思いきや同じ味で、同じ千切りが入っているとはやはりシルクロード、中央アジアからの伝搬地域だったからだろうか。ロシアとアフガニスタンはつながっているのだろう。(次号に続く)


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「チキンKABAB」ライスサラダ付きチキンの骨なしミンスを棒状に焼いた。RM18

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ヨーグルトスープのきゅうり入りはロシア料理と同じ味で、シルクロードを感じる

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「チキンスープ」あっさりしてトロっとしてゼラチンスープ美味しい

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「BOLANI」(ホウレン草と)野菜とつぶしたジャガイモをミックスさせ、それをこのパンにはさみ、両面を焼く。Naanと違ってオイル性あり

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ヨーグルトジュースにドライミントを振り。比較的強い塩味なのでびっくり

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自宅で、ピザ風に盛ってみた

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アンパン地域のコリアンタウンには、以前には何度も行ったけど久しぶりだ

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店名は「THE GHAN」。ショップロットの一番端にある。以前はタイ料理の店