〜21世紀に必要な知識と技術を身に着ける、ME.REKA MAKER SPACE〜
2018年2月10日、人気ショッピングモールのパブリカ内に、マレーシア最大規模となる代替教育スペース“ME.REKA MAKER SPACE(ムレカ・メーカー・スペース)”が誕生しました。「代替教育スペースって何?」と思われますよね。まったく新しいコンセプトで作られた革新的な教育スペースであるため、みなさまの疑問はごもっとも。記者自身、代表のラシュビン氏やGMのジュリアナ氏に、何度も同じ質問を繰り返し、返答を聞いても、頭の中に「?」が飛び交った次第。そこで、ムレカ内の各「ラボ」で、エンジニアや専門家の説明を聞き、体験をしてようやく、「このスペース、凄いんじゃない?!」、と理解した次第。本日は、このムレカ・メーカー・スペースの魅力の一部をご紹介しましょう。
新たなことを学びたい人も、進路に迷う人も
「人はいくつになっても学べる」、とは言うものの、専門家によるアドバイスが必要であったり、機材をそろえなければならない場合など、「それだけのコストを払っても結果が出なかったら」、と思うと、結局は踏み出せないというのが現実です。また、「IT分野に進もうか、物作りを目指すべきか、またはアートやデザインの方面か」など、就職先や大学、専門学校のコースの選択に悩む方もおられることでしょう。コンピューター内の世界では多くの“体験”をしても、“五感を用いた体験”の場を著しく欠く昨今。素材に触れ物作りを楽しむ機会を失ったり、古来からの伝統芸術にチャレンジすることも叶わず、一方、プログラミングや最新鋭のVR(バーチャル・リアリティ)に興味があっても、トライする場がないなど、ジレンマを抱える状況とされています。
ムレカ内には、ファッションラボ、エンジニアラボ、DIYラボ、VRラボなどの各種ワークショップスペースを保有。例えば、ファッションラボでは、マレーシアの伝統産業の一つであるバティック作り、デザイナーからデザイン技術を学ぶ、スペース内のミシンを用いてアパレル作りにトライするなどが可能。エンジニアラボやVRラボでは、最新のテクノロジーを用いて専門技術者から学び、プログラミングに挑戦したり、実際にゲームを作ることもできます。DIYラボでは、工具を用いて家具作り、アクセサリー作りに挑戦できるなど、ここでは、「学校では学べない」ことを、気軽に、そして効率よく体験し、学べる仕掛けが盛り沢山なのです。
ビジネスにも、就活中の人も、コミュ二ティでも
さらには、ビジネス現場で必要なプロトタイプ(試作品)を、ムレカチームメンバーと作ることも可能。また、就活中の方々が必要な知識や技術を身に着けるために、各種ラボを用いることもWELCOME! 難民センター、シングルマザー協会向けの講座を請け負うなど、コミュニティへの貢献も忘れません。
大人も子どもも、純粋に体験を楽しむ場としても
DIYラボで廃材を用いて今年の干支である犬をつくったり、ムレカ特製手作りマシンでペットボトルを粉砕して保管スペースを狭められることを体験したり、VR技術を駆使したマシンを楽しんだり、発電システムをエコに学んだり。大人も子どもも、“純粋に体験を楽しむ”場として、ムレカを利用することも可能です。楽しむことからすべては始まりますから!21世紀に必要な知識と技術を体験、身に着けることのできる“学校ではない教育スペース”。代表のラシュビン氏の、次の言葉が深く心に残りました。「失敗が許されない風潮である現在。楽しみながら、沢山失敗して、解決方法を身に着け、明日の自分を見つめる場。そして、思わぬ自分の才能を発掘する場。それがムレカ・メーカー・スペースです」。
ME.REKA MAKER SPACE(ムレカ・メーカー・スペース)
Lot 1C, Level G1 Publika Shopping Gallery, Solaris Dutamas, Jalan Dutamas 1, 50480 KL
10:00〜20:00(月〜金)、12:00〜18:00(土・日)
03-6419 4755
info@mereka.my
www.mereka.my
団体、学校でご利用の場合など、あらかじめお問合せ・ご予約の上、お越しください
DIYチームのインストラクター。
丁寧に作業を指導してくれます
テキスタイル・ファッションラボの説明をするゾウイ氏
お手製ゲームを作ることも可能!
お手製ゲームのしくみはこちら
お手製のマシンでペットボトルを粉砕中
粉砕されたボトル。
ここからさらにパウダー状にします♪
パウダー状になったペットボトルを、熱で溶かして成形も可能
こちらの植物に触れると音楽がスタート!
スプーンを触ると音が奏でる仕組みを学びます
バーチャルリアリティを体験!存分に楽しめます♪
VRを楽しむ子ども
VRを楽しむ子ども
3Dプリンターで簡易に作られた”手”
ムレカのロゴも、このとおり3Dプリンターで製作可能
コンピュータ上でデザインしたものをレーザープリンターで印刷
写真もこのとおりレーザープリンターで印刷可能!
レーザープリンターでこのような作品も作れます
使い終えたガラス瓶でランプを製作
子ども達が乗って遊ぶと、エネルギーで発電するしくみの遊具
廃材を用いて、今年の干支、犬が完成しました!
真剣にラボめぐりをする会場を訪れたみなさん
各種ワークショップで作られた作品を眺めるご来場のみなさん
ムレカ・メーカー・スペース見学ツアーに訪れたみなさん
GMのジュリアナ
CEOのラシュビン氏
ムレカ・メーカー・スペースの入口