Kuma  2018年2月15日号掲載

コラム  南国新聞読者の皆さん!今日もマレーシア料理、エンジョイしてますか?さて今晩はビールを片手にサテーかな?それともみんなと豪華にバクテー・パーティですか?オッサンは最近、大好きだった板麺(パンミー)が妙に懐かしくてね〜。現在、オッサンが住む、こんな日本の片田舎じゃ、マレーシア料理店なんてないし、ヤフオク見てもメルカリ見ても、やっぱり売ってないんですよね。

 そう言えばね、マレーシア留学中、オッサンは無収入生活で貧乏だったので、節約には気を遣ってましたよ。せめてウチの妻子には、辛いモノが苦手だというので、割と日本料理っぽいものを食べさせてましたけど、自分は結構、朝は具無しの3リンギ(当時のレートで約100円)のカレー、昼と夜は兼用で板麺を食べて過ごしてたんですよ〜。昼夜兼用と言うのは、オッサンが編み出した究極の知恵でしてね。じゃ、せっかくですから、今日はここで初披露でもしちゃいますか?

大学院留学生活想い出の味、その名は“無限パンミー”!
 マレーシアって、板麺を始め、飲み物だとか割と何でもビニール袋でTake away(持ち帰り)できちゃうじゃないですか?だからある日、オッサンは凄いことを気づいちゃったんですよ。「この板麺を自宅に持ち帰って食べれば、スープが残っている限り、麺だけをウドンとかパスタを使って追加すれば、“無限モード”、つまり何玉でも麺を食べ続けられるんじゃないか!」ってね。とまあ、究極の知恵とは大げさで、日本のラーメン屋でいう、単なる“替え玉“じゃないかって突っ込まれそうですがね。これを約一年半、延々とやり続けた訳です。だからオッサンにとっての大学院留学生活の”想い出の味”と言えば、この“3リンギの具無しカレー”と“無限モードの板麺”なんですよね。でも、こんなコトって、割とどんな流儀や作法がOKなマレーシア人と言えども、やっぱ、やらないんだろうなあ(笑)。

勉強の辛さが快感に?!
 大学院生活は、おもに週末に行われる集中講義以外の日は、論文作成やリサーチ活動を自分たちで時間管理する訳ですが、決して楽ではありませんでしたね。各科目の宿題のいくつもの参考文献を読んだ後、期限までに3,000〜4,000文字のエッセイを書く必要があって大変でした。おまけに各科目の期末試験では、一科目につき試験時間が何と3時間ですよ、サンジカン!!これだけの時間、英語の文章を書き続けると、頭の中は豆腐みたいにフニャフニャになって、しかも右腕全体が筋肉痛になりました。  これを中年男性が試験日の直前まで睡眠時間を削って、頭の中に重点項目を詰め込めるだけ詰め込んだ後に臨むのですから結構、身にこたえました。
 試験後、灼熱のマレーシアの外を歩き、疲労困憊で身体が何度もふらついたのを今でもしっかりと覚えています。
 確かに精神的にも肉体的にも困憊したけれど、一方で不思議とそのことを楽しんでいましたね。「あ〜、オレ、20年ぶりにこんな辛い思いしてるぅ!もう二度と学び舎でこんな思いは出来ないな。」と思うと、何故かソフトMなオッサンの本性がむき出しになり、ちょっとした快感に変わってくるから不思議なもんです。

オッサンは昭和式の勉強法で、迎撃なのだ!
 巷ではよく「海外の教育は暗記中心の詰め込み式ではなく、論理的な理解を問う内容だ!」などと言う声が聞かれます。特に大学院などの高等教育ではその傾向が強いようにも思われます。その点についてオッサンは自身の専攻した国際経営学の中で体験談を話しますと、それは半分正しいですが、半分は間違っているように感じました。だって、学説・理論の内容はもちろん重要ですが、それに関する重要語句や提唱者の名前等を覚えておかないと、その後の引用やら論理展開やらが出来る訳がないからですからね。そういう意味では日本式の教育って、効率的に考えるための“素材”を予め詰め込んでくれるんで、逆に素晴らしいなと感じましたね。
 しかもオッサンなんてね、パソコンなんて一般化してない昭和の人間ですからね、この詰め込み教育にフィットした勉強方法をレトロに持ち込んじゃって、クラスメートの注目を浴びちゃった訳ですよ。旧式のチェックペンとチェックシートをこっちのダ●ソーとかで調達しましてね、そのペンで配られたレジメを真っ赤に塗ったくったもんだから、クラスのみんなが驚いてましたよ。「おい、Kumaさんが、また日本の新しいテクノロジーを披露してくれるぞ!」ってね。「おいおい。これは単なる“昭和”のレトロな勉強方法だよ(汗)。みんな、何でもオッサンが日本人だからって深く考え過ぎだよ。」って笑いましたけどね。


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ああ懐かしの3リンギカレー

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板麺をお持ち帰り

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先ずは板麺を自宅で食す

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残った板麺のスープにパスタを入れて無限モードに突入

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ちなみにこっちで売ってる麺は布団真空パックみたいで息苦しそう

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チェンドルだってお持ち帰り

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伝家の宝刀チェックペンセットで勉強!