【参加者募集中!】ワインテイスティング会(マレー料理レストラン「Bijan」)

 



K・K 2018年5月3日号掲載

 

マレーシアイスラム科学大学における日本文化祭、今年も開催

ピックアップ  日本言語文化センターを擁するマレーシアイスラム科学大学において、第2回日本文化祭が開催されました。「昨年3月の第1回文化祭は、日馬国交樹立60周年記念事業のキックオフイベントとして開催されました。そして本年、再びご開催いただきましたことに感謝するとともに、2年連続この場に立ち会うことができましたことを、心から嬉しく存じます」と、西川史晃一等書記官(在マレーシア日本国大使館)が挨拶、文化祭の幕が開きます。

 日本語を学ぶ近隣の中学生らも参集し、学生らによるダンス、歌、日本語パートナーズ(国際交流基金アジアセンター)らを講師に迎えて実施された各種ワークショップ、日本食屋台など、内容盛り沢山の日本文化イベントを、大いに楽しみました。

勇壮なソーラン節
 オープニングセレモニーでは、マレーシアイスラム科学大学学生による“ソーラン踊り”が披露されました。“ソーラン節”とは何かを知らない当地のみなさまも、「漁師の歌、漁に関する踊りであるに違いない」と瞬時に解るほど、彼らの踊りは、北の漁場での光景を観客に容易にイメージさせます。それもそのはず。「この4週間。ソーラン踊りを披露すると決まって以来、“ソーラン節”とは何か、その歌詞の意味、背景、そして当時の漁の様子を徹底的に調べ、理解してから、ダンスの練習にとりかかりました。ソーランを踊るためには、漁場を実際に思い描きながら踊る必要性も感じました。本日も、漁の光景を想い浮かべながら、その場に自分がいるつもりで踊りました」。櫓を漕ぎ、帆を巻き上げ、網を引く。夜遅くまで練習を繰り返してきたメンバーたち。北国の厳しい自然環境さえも想起させる、勇壮かつ圧巻の踊りでした。

見事な“世界に一つだけの花”
 ステージでは、学生による“世界に一つだけの花”(作詞作曲 槇原敬之)も披露されました。ソーラン踊り同様、クオリティの高いパフォーマンスに圧倒されます。歌詞がスッと体に流れ込み、心を癒し、楽曲の良さを痛感します。「僕たち、この唄の詞が大好きなんです。本当によい歌ですよね」と、メンバーたち。マレーシア人学生が歌っていることを忘れるほどの見事な日本語、情感あふれるしなやかな声。ステージ終了時には、講堂の観客一同から割れんばかりの拍手が贈られました。

日本食屋台は今年も大人気につき売り切れ!
 昨年の第1回文化祭を訪れた際、うどん、いなりずし、巻きずしなどすべてが売り切れで、寿司用のワサビしか残っていなかった日本食屋台。「今年こそは!」と同屋台を探し訪れたところ、なんと今年もすべて売り切れ!「屋台出店と同時にお客様がお越しになり、あっという間にすべてなくなってしまいました・・・。次回、ぜひまたお越しください」。来年こそは、当大学の学生さんが作る日本食をいただきたいものです!

新たなたこ焼きの作り方
 たこ焼きといえば、丸く窪んだ穴に流し込んだ生地と蛸を、ピックでくるくると器用に回転させながら焼き上げるもので、「一朝一夕には作れない技術を要するもの」、というイメージが定着しています。ところが、こちらの大学の屋台では、比較的技術を要しない新たな技を編み出していました。その方法は次の通り。
① 少量の生地(穴から決して流れ出ない程度)をすべての穴にペットボトルから入れる
② ①が焼けたところをピックで引き上げ(この時点でボールの半分が焼けていることになる)
③ 引き上げて空になったその穴に再び生地を少量流し
④ 焼けて引き上げていたボールの半分を、新たに流し込んだ生地に上手く載せて重ねあわせる
⑤ 下半分が焼けたら出来上がり。
なるほど〜、その手があったか〜、と感心しきり。ちなみにこちらのたこ焼きの中身は、魚肉ソーセージとカニカマで、蛸ではありませんでした♪

浴衣の着付け体験に大興奮
 浴衣の着付けワークショップは、男女ともに大人気!着付け後は、大写真撮影会が繰り広げられます。まずは一人で、続いて友人らと共に、着付け部屋で、中庭で、そして日本語文化センター内の畳の上でと、記念撮影は続きます。さて、特筆すべきは、女性陣の浴衣の着付けを担当したのは、地元マレーシア人女性であったこと。会場を次から次へと訪れる大多数の希望者に、2時間に渡って黙々と浴衣を着付け続けます。技術のみならず、その根気に、心から頭が下がりました。

書道ワークショップで、直ちにコツをつかむ参加者のみなさん
 当イベントにおける書道ワークショップ講師として、日本語パートナーズとして活躍中の池田涼未(いけだすずみ)さんが、コタバル(クランタン州州都)から駆けつけます。今回が書道初体験となる大勢の大学生・中学生のみなさんを前に、実に端的に“書道のコツ”を伝えます。参加者のみなさんが日本語学習者ということもあり、伝える言語は主に日本語。ゆっくり、ポイントを的確に、ときにマレー語を交えながら、“とめ、はね、はらい”を伝授。自ら準備した“はる・なつ・あき・ふゆ”の手本を示し、「この部分は?」、「ではここは?」と次々と尋ねる池田さんに、参加者全員が「それは、はね!」、「とめ!」、と、正しく答えます。「では、早速書いてみましょう!」の合図に、恐る恐る半紙に向き合う参加者のみなさん。ところが、はね、とめ、はらいを把握して臨んでいるため、初めてながら、どの作品も“書の形”に仕上がります。池田さん、お見事でした!

 その他、合気道、折り紙、ふろしき体験ワークショップなども開催されるなど、当会場を訪れた人々にとって、日本語ならびに日本文化にたっぷりと触れることのできる、有意義で素敵な一日となりました。




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4週間に及ぶ練習の成果を発揮し、勇壮なソーラン節を披露する学生のみなさん

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「ソーラン踊りは4週間頑張って練習しました!楽しんでいただけたのなら幸いです」

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「世界に一つだけの花」を心を込めて熱唱する学生のみなさん

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今年も残念ながら売り切れだった、日本食の数々。来年こそはいただきたい!

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「日本食、おかげさまで完売です」

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最初に半分焼いて、ピックで持ち上げ、そこに生地を再び流しいれ、

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再び流した生地の上に、すでに焼き上がっていた部分を上手にかぶせ、全体に火が通ったら完成です

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当地の女性が、見事に女性用浴衣の着付けを担当しました!

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きちんと手を前に組んで、記念撮影♪とってもお似合いです

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男性陣も浴衣を初体験!「せっかくだから」と、着付け会場から離れた校舎の日本文化室で記念撮影

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書道ワークショップを担当した池田涼未さん

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池田さんによるお手本。まずはこの書で、「とめ、はね、はらい」を学びます

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書道初体験ながら、コツを習得する参加者のみなさん

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合気道、浴衣着付け、書道、折り紙、風呂敷の各ワークショップを担当された講師のみなさま

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合気道のワークショップも大人気でした!

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折り紙ワークショップでの一コマ

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風呂敷ワークショップを楽しむみなさん

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周辺地域で日本語を学ぶみなさんも大勢会場を訪れました

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「昨年に引き続き、今年もこちらの日本文化祭に参加できることを心からうれしく思います」と挨拶する西川一等書記官

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「一期一会」と書かれた掛け軸を背に、記念撮影に臨む来賓のみなさま

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K・K 2017年4月6日号掲載

 

マレーシアイスラム科学大学に日本言語文化センターがオープン!

ピックアップ  2017年3月、マレーシアイスラム科学大学(Universiti Sains Islam Malaysia=USIM、ニライ)に、日本言語文化センターがオープン。宮川 眞喜雄大使を迎え、開所式が開催されました。学内では終日、日本文化カーニバルが催され、日本語を勉強する近隣の学生も数多く訪れ、それとともに、関西大学国際部の学生が駆けつけ折り紙を披露。日本・マレーシア外交関係樹立60周年を迎える2017年にふさわしい、賑やかで国際的な一日となりました。

言語は文化を体現するもの 〜一層多くの日本語話者を!〜
 開所式で、ムサ・アーマド教授(マレーシアイスラム科学大学副学長)は、「他者を理解するには、まずは文化の違いを理解し、次第に融合していくことが肝要です。言語はただのコミュニケーションツールではなく、文化そのものを体現していることから、日本語を学ぶことで日本文化を知り、さらには日本を学ぶことができると考えています。そのため、日本言語文化センター発足の意義は非常に大きい」と挨拶。続いて宮川大使は、「2015年の調査結果によると、マレーシアにおける日本語学習者はおよそ33,000人と言われています。日本語文化センターを通じて、一層多くの人々がこのマレーシアで日本語を話してくれるようになることを期待します」と述べました。

通訳を担当した学生さんの日本語の見事さに驚愕
 さて、開所式で見事な日本語通訳を披露したニク・シャキラーさん。日本で開催される式典での日本人司会者のごとく、正しい日本語を駆使し、完璧な発音で通訳します。よく見ると、彼女の通訳用原稿はなんと縦書き!開所式後に話を伺ったところ、彼女は当大学で日本語を学んでまだ1セミスター(5か月)とのこと。「以前、日本語学校で数か月日本語を学びましたが、一層知識を深めたいと考えるとともに、卒業後はぜひ日本で就職したいため、当大学で正式に日本語を学ぶことにしました。日本が大好きなんです」。ニクさん、ぜひ頑張ってくださいね!

大賑わいの日本文化カーニバル 〜日本食ブースはあっという間に完売!〜
 日本文化カーニバルでは、日本食紹介、日本語クイズ、日本文化クイズ、アニメや漫画の紹介、折り紙教室、浴衣の着付けなどのワークショップが催され、どのブースも大賑わい。とりわけ日本食ブースは黒山の人だかり!あっという間にテーブルの上はガラーン。稲荷寿司、うどん、みたらし団子などに舌鼓を打つ地元のみなさんでした♪
 折り紙ブースでは、関西大学国際学部の池田佳子教授とともに訪れた学生のみなさんが、緊張の面持ちで折り紙教室を担当。一方、地元の学生さんは、“ぴょんぴょん蛙”作りに挑戦するなど、実際に遊べる折り紙作品に歓声を上げます。着付け教室で浴衣を着つけてもらった学生さんは浴衣姿で学内を散策、記念撮影に余念がありません。日本語クイズのブースでは、100点を獲得して記念品を受け取る学生さんが大多数!これには日本人として大感激♪

 日本言語文化センターを通じて、1人でも多くのマレーシアのみなさんが日本ファンとなってくれますように!




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日本言語文化センターがオープン!

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開所式の行われた講堂は学生で満席!

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挨拶をする宮川大使。
「ドラえもんの”暗記パン”があると、語学学習も楽ですね」とのジョークに、
一斉に沸き立つ学生さんでした

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開所式で司会を務めた2人。
左は見事な日本語を披露したニク・シャキラーさん

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各ブースはいずれも大盛況!

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各ブースを楽しむみなさん

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数字と数字の日本語読みを完璧にマッチさせて
胸を張る可愛らしい学生さん

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人気マンガ「テニスの王子様」の主人公が通う
青春学園テニス部のユニフォームを手にニッコリ微笑む学生さん

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国際交流基金のブースでは、優れものの日本語学習アプリを紹介。
多くの学生さんが詰めかけていました!

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大人気の日本食販売コーナー。
一気に完売!

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ワサビを試食中!
止める間もなく、塊をガブリ。
結果・・・こうなりますよね・・・

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折り紙りワークショップで活躍する関西大学の学生さん

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折り紙ワークショップ会場で
みなさんに挨拶する池田佳子関西大学教授(左)

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浴衣の着付け助け合う学生さんたち

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浴衣を着て校内を散策する近隣学校で日本語を学ぶ学生さんと引率の先生




 

Universiti Sains Islam Malaysia
Bandar Baru Nilai, 71800 Nilai, Negeri Sembilan
www.usim.edu.my