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K・K  2016年6月23日号掲載

ピックアップ  日本では健康志向の方々の間でピタヤ・ブーム。ハワイにおけるブームが日本に上陸、お洒落なカフェではピタヤをふんだんに用いたデザートが大人気だそうです。

 「ピタヤって何?」と思われるみなさま、マレーシアではドラゴンフルーツの名で親しまれています♪ このドラゴンフルーツ、葉酸を含むビタミンB群やビタミンC、E、カリウム、マグネシウム、鉄分も豊富で、まさに理想的なフルーツ。マレーシアで見かけるのはホワイトドラゴンとレッドドラゴン。レッドドラゴンにはベタシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種が多く含まれており、強い抗酸化力が認められていることから、アンチ・エイジング食材としても注目を集めています。

 KL近郊の町セパンは、ドラゴンフルーツファームの多い地として特に知られています。今回は、この注目の(とりわけ女性には非常に興味深い)フルーツ・ファームを見学して参りました!

セパンの町を抜けると、ドラゴンフルーツ畑がいっぱい!
 KL国際空港そばを通り抜け、セパンのダウンタウンを抜けたところから、道路周辺にはドラゴンフルーツ畑が広がります。また、道路脇には直売所も多数存在。今回は数あるファームの中から、リムさん経営の「龍岩果園」を訪れ、ドラゴンフルーツについて色々教えていただきました。

ホワイトドラゴンは育成が大変!
 リムさんの畑の大半を占めているのはレッドドラゴン。シンガポールおよびインドネシアの業者と出荷契約を結んでいるためとのこと。ホワイトドラゴンはほとんど作らないというので、その理由を尋ねたところ、「ホワイトドラゴンは、一つの実が成るまでに6か月かかり、一枝から1個しか採れない。気候によっては1株から1個も採れないこともある。我々のような小規模ファームでは、商業用としてはなかなか手が出せないよ」と、ご主人は語ります。

ドラゴンフルーツの成長過程
 ドラゴンフルーツはサンカクサボテンの果実で、花が咲いた後に実が成ります。まず、各枝上の先端へ向かう途中に花が咲き(決して先端には花は咲きません)、花が落ちた後に緑色の硬い実を付けます。緑色の実が大きくなってくるとビニール袋で覆い、真っ赤に実るのを待ちます。収穫までの期間はおよそ1か月。リムさんのファームでは、若干のズレはあるものの、毎月15日ごろに収穫しているとのことでした。

とにかく甘い、リムさんのレッドドラゴン!
 さて、採れたてのレッドドラゴンをいただいて見ると、とにかく甘い!!!まるで蜂蜜をたっぷりかけたような濃厚な甘さにびっくりします。「これまで食べたドラゴンフルーツの中で一番美味しいです~!」と、大感激していると、「うちのはすべて旨いよ♪これも食べてごらん」と、パイナップルをカットしてくださいます。こちらのパイナップルにもびっくり仰天!甘く柔らかく、パイナップル特有の繊維が感じられず(歯に残るような繊維がなく)、舌を刺すような酸味もありません。

 その他、収穫のタイミングが合えば、ジャックフルーツやバナナ、ココナッツに蜂蜜などもお買い求めいただけます。

 ドラゴンフルーツ畑を一目見たい方、産地直売の甘いドラゴンフルーツを試してみたい方は、セパンの町を訪れて見てはいかがでしょう。




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こちらの看板が目印

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リムさんのレッドドラゴンフルーツ畑。
うかつに歩き回ると、小さいながらも鋭い棘が刺さり、
しばらく痛みに悩まされます・・・・

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間もなく収穫時期を迎えるジャックフルーツ

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激甘のパイナップルも実っています

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柔らかく甘い、繊維質をまったく感じないパイナップル!

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挿し木用の枝。各枝に実が成らなくなってくると、

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こうやって地面に植えます(こちらがファームのご主人)

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①枝の途中に小さなつぼみが生じます

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②つぼみが大きくなって

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③やがて花となり

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④花がしぼんで落ちると

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⑤小さな実を付けます

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⑥緑色の実が大きくなってくると袋でくるんで赤くなるのを待ちます

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直売所でドラゴンフルーツを買っていく地元のみなさん。
ひっきりなしにお客様が訪れます(販売を担当するのは奥様)