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KLIA2が5月2日に開業(The Star、2014年5月2日)
 クアラルンプール国際空港(KLIA)の近くに完成した格安航空会社専用ターミナル(KLIA2)が、5月2日に開業した。

 第一便はコタキナバル発のマリンドエア機(OD1027)で、午前12時10分に着陸した。その後、滑走路に駐機した機体に歓迎の放水がおこなわれた。

 KLIA2から最初に飛び立ったのはマニラ経由セブ行きのセブ・パシフィックエア(5J502)。午前1時20分に出発予定だったが、マニラからの到着が遅れたため、午前3時15分にセブに向けて離陸した。

 当面はセブパシフィックエア、タイガーエア、タイガーエア・マンダラ、マリンドエアの4社がKLIA2を使用する。

 エアアジアグループは8日までLCCTを使い、9日に移転して運航を開始する予定になっている。

 KLIA2を利用する乗客は5月8日までは一日平均7000人を見込んでいる。エアアジアグループが移転する9日からは5万人に増大する見込みだという。

 


ERLがKLIA2に乗り入れ(The Star、2014年5月4日)
 手狭になった格安航空専用ターミナル(LCCT)の後をついで、主に格安航空会社が離陸するクアラルンプール国際空港(KLIA)格安航空専用ターミナル(KLIA2)が5月2日に開業した。

 LCCTにはバスかタクシーなどで行くしかなかったが、KLIA2には、クアラルンプール国際空港(KLIA)から延長されたエクスプレス・レール・リンク(ERL)が乗り入れ、交通手段の利便性が高まることになった。KLセントラル駅~KLIA2間の所要時間は、KLIAでの2分間の停車時間を含めて片道33分。バスやタクシーの所要時間の約半分で、KLIA2を行き来できることになる。

 ピーク時(平日午前6~9時、午後4時~10時)には15分おきに運行され、オフピーク時(平日午前5~6時、午前9時~午後4時、午後10時~深夜12時、土・日曜日)は20分おき、深夜12時以降は30分おきの運行となっている。

 この運行間隔に対して、利用者からは「KLIAとKLIA2間の所要時間はわずか3分なのに、一回乗り過ごしたら最高で30分ほど待たなければならない。待ち時間が長すぎるのではないか」との声があがっている。ERLの運行スケジュールや料金などは(www.kliaekspres.com)で確認できる。

 


エアアジアグループ、KLIA2に移転(The Star、2014年5月9日)
 エアアジア、エアアジアXがKLIA2に移転し運航を開始した。初日の5月9日は、遅れが出たが、次第にスケジュール通りの運航となった。

 アイリーン・オマルCEOは、「不眠不休でKLIA2への移転作業を続けた。いろいろ課題はあるが、滑り出しは順調だと言える」とコメントした。エアアジアXのアズランCEOによると、駐機場が混雑し6便に遅れが出たという。エアアジアグループの航空機70機とスタッフ3550人がLCCTからKLIA2に移転した。

 KLIA2を使用している航空会社はアンカーテナントのエアアジア・エアアジアX、エアアジア・インドネアシア、エアアジア・タイ、エアアジア・ゼストとマリンドエア、ライオンエア、タイガーエア、セブ・パシフィックエア。エアアジアグループの乗客がKLIA2利用客の80%を占めている。

『KLIA2料金』3リンギを徴収

 エアアジアが5月9日から『KLIA2料金(KLIA2 fee)』として、航空券購入者から3リンギを徴収しはじめた。この件について、マレーシア・エアポート(MAHB)社は『KLIA2料金』は同社が徴収するものではないとした上で、エアアジアに徴収する理由の説明を求めた。

 アイリーン・オマルCEOは5月8日、「MAHBがKLIA2を利用する航空会社に新たに課したエアロブリッジ使用料などの一部で、エアアジアが設定した料金ではない。国内線、国際線を問わず、KLIA2利用客全員から徴収する」と説明した。

 


ペタリンジャヤでもフリーバスが運行開始(NST・星州日報、2014年5月15日)
 クアラルンプール(KL)に隣接するペタリンジャヤ市で5月14日、フリーバスの試験運行がスタートした。

 ライトグリーンの車体のフリーバス「PJ CITY BUS」は、ペタリンジャヤ市役所(MBPJ)とKL市内のモノレールやKL及びその近郊を走る公共バスを運行しているRapid KLの共同プロジェクトだ。MBPJは6カ月の試験運行の予算として120万リンギを拠出している。

 試験運行期間中、フリーバスは午前6時から午後9時までの時間帯に15分間隔で運行することを目指している。月曜から土曜までの運行は確定している。日曜と公休日については、利用客の反応を見て決定するという。バス停は40カ所で、バスルートの総延長は28キロメートルに達する。

 試験運行開始式典に出席したペタリンジャヤ市のアリナ・アフマド市長は「『時間通りの運行』が計画成功の鍵だ」との認識を示し、「公共交通サービスは正確な運行が最も大切だ。時間通りにバスがやって来れば利用客の信頼を勝ち取ることができ、そうなれば計画は成功するだろう。この点はRapid KLにも再三にわたって確認した重要なポイントだ」と強調した。

 「PJ CITY BUS」はJalan PJS 3/2 hubを起点としてペタリンジャヤ市内の主要ランドマークなどを巡り、Asia JayaとTaman JayaのLRT駅も経由する。車内はフリーWiFiが提供され身体障害者の乗降車にも配慮されている。Rapid KLは「ラッシュアワー以外なら15分間隔の運行は問題ない」とし、「ラッシュアワーのスムーズな運行のための予備対策を講じているところだ」と話している。

■ルートマップ(www.facebook.com/myrapid/posts/776372985719934)

 


KLIA2、乗客1万6000人:ベサックデー(The Star、2014年5月16日)
 KLIA2を運営しているマレーシア・エアポート(MAHB)社によると、ベサックデーの5月13日(祝日)にKLIA2を利用した乗客は約1万6000人、運航数は900にのぼったという。

 同社は16日、「この調子なら、2014年の利用者目標数2400万人の達成が可能だ」とコメントした。

*ベサックデー:釈迦の誕生を祝う仏教の祭日

 


トラブル続出、首都圏のタクシーサービス(The Star、2014年5月21日)
 マレーシアの首都圏であるクランバレーで運行するタクシーに対する批判の声が高まっている。陸上公共運輸委員会(SPAD)が昨年7月に実施した意識調査によると、回答者5人中4人までが「悪天候時にタクシーを捕まえるのは不可能だ」と回答した。意識調査の回答者総数は1079人で、その内74%が「朝晩のラッシュ時にタクシーが路上から姿を消す」と回答している。

 さらに、半数の回答者が「タクシー運転手の運転に危険を感じている」、77%が「運転手に騙されることを心配している」と回答した。

 この他にも「運賃メーターを使用しないタクシーに遭遇したことがある」との回答は50%に達し、「運賃メーター不使用やぼったくり運賃を要求するタクシー運転手を避けるため他の公共交通機関を利用したことがある」との回答も64%に達していた。

 SPADはこの意識調査結果から、今後数年間でのタクシー業界の大掛かりなオーバーホールが必須だと結論づけている。

 SPADのモハマド・ヌール・イスマル・カマルCEOはオーバーホールは「列車や公共バスが使いにくいので、その代用としてタクシーを利用するという現在の慣習の改善から始める必要がある」と指摘した。

 カマルCEOはまた、「ロンドンの主要交通手段は鉄道で、鉄道駅から目的地までの移動手段としてタクシーが利用されている。クランバレーでも自宅から駅、或いは駅から目的地までの移動にタクシーを利用するように状況を改善すべきだ。しかし、そこかしこでタクシーを見かけるのに、駅でタクシーが捕まるかは保証できないのが現状だ」と現況を分析し、「状況の改善にはタクシー業界の改善だけでなく首都圏の公共交通機関全体の包括的な見直しが不可欠だ」指摘した。

 


エアアジアCEO、MAHBを非難(The Star、2014年5月22日)
 アジア最大の格安航空会社エアアジア・グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)が5月22日、ツイッターでクアラルンプール国際空港第2ターミナル(KLIA2)を運営するマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)が「航空会社いじめをしている」とつぶやき、あらためてMAHBに対する不信感をあらわにした。 

 フェルナンデスCEOは、「KLIA2には安全面に問題がある」として、かねてから格安航空専用ターミナル(LCCT)からKLIA2への移転に難色を示していたが、国際民間航空機構(ICAO)が「KLIA2は安全基準を遵守している」と判断したのを受け、KLIA2への移転に同意し、5月9日からKLIA2でエアアジアの運航を開始していた。

 しかし、フェルナンデスCEOは移転後も「エアアジアは自社のチェックイン機を使用することも、自社のブランドを冠した備品を設置することもできない」との不満を表明し、MAHBが「航空会社いじめを続けている」と非難した。

MAHBが反論

 これに対してMAHBは、エアアジアがLCCTからKLIA2に移転する際にMAHBが提供した数々の支援をあげたうえで、「フェルナンデスCEOはこうした支援についての説明を受けていないので、知らないだけだ」と反論した。

 MAHBは、エアアジアがKLIA2に移転したばかりの数日間、到着便の荷物の処理を担当する人材や機器の不足に直面していたので、MAHBのスタッフや機器を配置してエアアジアを支援したとしている。

 さらにエアアジアが扱いになれていなかった搭乗ゲート割当システムについて、アドバイスや指導をしたと強調した。その結果、エアアジアの移転初日には200回近くもあった搭乗ゲートの変更が、1日10回以下にまで減っているとして、MAHBの支援の成果があったことを強調した。

 


空港利用のマイカー族には長期駐車場がおすすめ(The Star、2014年5月24日)
 クアラルンプール国際空港(KLIA)やクアラルンプール国際空港第2ターミナル(KLIA2)から海外旅行に出かける場合、タクシーで向かうなら問題はないがマイカーで空港に出かけた場合は旅行中の駐車料金が頭痛のたねだ。

 そんな悩みを抱える利用客が多いのか、KLIAやKLIA2を運営管理するマレーシア・エアポート・ホールディングスBhd(MAHB)が長期駐車場(LTCP)の活用を薦めている。

 MAHBのアズミ・ムラド上級GMは5月23日、「ジャランKLIA1のLTCPとKLIA及びKLIA2間を結ぶシャトルバスが24時間体制の15分間間隔で運行しています。収容可能車両数は6000台で空港内駐車場より30%は割安になります。駐車スペースは屋内ですし、料金は一時間あたり2.50リンギ、全日の料金は32リンギです。空港内の料金は1時間あたり4リンギで全日だと46リンギです。オートバイのLTCPの駐車料金は1リンギです」とそのメリットを説明した。

 さらに、安全面について「駐車場はフェンスで囲まれ不審者は侵入できません。照明も明るく24時間体制で警備員が巡回するので、保安面も万全です」と語った。

 


KLIA2、空港エプロンにひびやくぼみ(The Sun、2014年5月25日)
 開業前にクアラルンプール国際空港第2ターミナル(KLIA2)内にはひび割れやくぼみが生じているとの指摘が出ていたが、開業後にも駐機場や誘導路にひび割れやくぼみができ、空港のエプロンのかなりの領域にわたって水たまりができているとして、安全面での懸念を表明する声が挙がっている。「水たまりは地盤沈下が原因だ」と指摘する声が出ている。英字紙スターとサンが5月23日と25日に相次いで報じた。

 関係筋によれば、くぼみによって生じた表面上のでこぼこによって航空機が空港内を移動する際に、激しい揺れが生じる恐れがあることから、フライト乗務員は必要以上の注意を払うことを余儀なくされているという。

MAHBの説明

 これに対してKLIA2を運営するマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)は、「沈下はエプロン全体の1%以下の限定された地点で発生している現象にすぎず、誘導路には安全面での危険性はない」と反論し、「明確かつ実行可能な対策を十分に整えている」と強調した。

 「KLIA2全体の地盤が沈下しつつあるのでは」との懸念に対して、MAHBは「家を建てるときに若干地盤が下がるのと同じように、エプロンの土壌が動いて表面が少し沈下しただけにすぎない。こうした現象はどこの空港でもみられる」と説明した。

 だが、関係者からは「激しい雨や航空機の離着陸や移動によって、駐機エリアや誘導路にくぼみが出現し、空港エプロンのかなりの区域に水たまりができている。MAHBが何を根拠に『沈下は全体の1%程度にすぎない』と言っているのか、理解できない。乗務員はくぼみを多数みつけているし、パイロットはくぼみを避けるために地上管制官に誘導路の変更をしばしば求めているほどだ」と懸念の声が挙っている。

 


クアラルンプールに路面電車が走る?(The Star、2014年5月29日)
 クアラルンプール市内に路面電車(tram)を走らせる新たな都市計画案が浮上している。路面電車計画を提唱しているのはマレーシア・マラ工科大学(UiTM)の講師で都市開発が専門のイフサン・ザイナル・モクタル氏だ。イフサン氏はUiTMの学生たちとの複数のフォーカス・グループ・ディスカッションを通して計画を練ってきた。

 クアラルンプール市内を走る路面電車の路線は全長18.5キロメートルとし、駅数は23でインターチェンジ可能な駅を5つ設置するというのが計画の概要だ。イフサン氏は路面電車の路線及び駅舎建設には大規模な工事は必要なく、「工事開始から一年程度で運行を開始できる」と説明している。

 路線は3つの環状線から構成され、ゴールデンループはKL中心街とブキビンタン地区、シルバーループがブキ・ナナスとダタラン・ムルデカ地区とペルダナ・ボタニカルガーデンをリンクさせる。そしてブロンズループがカンポンバルとチョウキット地区をリンクする。インターチェンジ駅はダタラン・ムルデカ、チューンホテル、アンパンパーク、コンコルドホテル、ジャラン・スルタンイスマイルに設置するという。

 イフサン氏は全ての路面電車駅と既存の公共交通機関のアクセスの利便性、そして身体障害者、高齢者、子ども、幼児を連れた家族にも使いやすい設備の確保が計画成功のキーポイントだと強調している。

週末のクアラルンプールを市民の憩いの場に

 イフサン氏によれば路面電車計画は単にクアラルンプール市内の公共交通機関の利便性の向上と渋滞軽減だけを目的としているのではないという。同氏は週末、特に日曜になるとクアラルンプールの人出が激減する現況に注意を促し、「常に渋滞した道路に加えて公共スペースや市民が参加できる活動が不十分なことが大きな原因としてあげられる」と次のように指摘する。

 「市民のための公共スペースの充実はクアラルンプール中心街の再活性化にとって重要です。市民にはアート、カルチャー、エンターテインメントを享受できるオープンスペースが必要です。これは街に活気を取り戻すだけでなく、共同体の意識調査にもなり、小売業などのビジネスにも恩恵をもたらします。
 現在、ジャラン・トゥンク・アブドル・ラーマン、ジャラン・ラジャ・チュラン、ジャラン・スルタン・イスマイルのエリアには公共スペースと遊歩道が用意されていますが、単にベンチが置いてあるだけで、しかも設置場所が間違っていることが多いです。実際に歩行者がベンチを使うことを考えていないのは明白です。ベンチは周囲を見渡したり眺めたりでき、周囲の人々と交流しやすい場所に設置しなければいけません。
 路面電車は市内にあふれる自動車を減らし、市民が活用し様々な文化活動も開催できる開かれた街路の創出に貢献します。街路樹や街路にかける屋根なども市民が市内で過ごす時間を増やすのに有効です。クアラルンプールの遊歩道はよく整備されていますが、完全にシームレスとは言えません。各遊歩道は身体障害者、高齢者、小さな子供連れの家族がストレスなく利用できる環境を維持してリンクされ、各公共交通機関や公共施設などとの簡便なアクセスも確保されていなければなりません」。

 


クアラルンプールを自転車の街に(The Star、2014年6月4日)
 毎月第1日曜にクアラルンプール市役所(DBKL)が開催している『KLカーフリーモーニング』が好評だ。6月1日のイベントには8000人から1万人が参加したという。

 イベントでは、KL市内の幹線道路が午前7時から午前9時まで車両通行止めになり、自転車やスケートボード、インラインスケート、車いすを利用している人に開放される。

 自らも自転車に乗りイベントに出席したアフマド・フェサルKL市長は、「市民から好評を得ているだけでなく、企業からイベントへのスポンサーの申し出が増えている。非営利のスポーツイベントとしては異例のことだ。市民や民間企業からの後押しを受け、イベントをグレードアップしていきたい。まずは、イベント開催の頻度を毎月一回から二回に増やしたい。先日、デンマークの首都コペンハーゲンを視察した。コペンハーゲンは世界初のバイクシティとして知られる。10年前にスタートしたプログラムのもと、同市内の主要交通機関は自転車になっている。クアラルンプールも同様のバイクシティへと育成していきたい。KL市内の自転車専用レーンの建設計画についても市役所内で細部を詰めているところだ」と、今後のイベントの盛り上げと市内交通機関としての自転車の普及に意欲を示した。

 『KLカーフリーモーニング』の詳細はイベントの公式ウェブサイト「www.klcarfreemorning.com」で確認できる。

 


タクシー料金、値上げへ(The Star、2014年6月10日)
 公共陸運委員会(SPAD)のサイド・ハミド委員長は6月10日、タクシー運賃を値上げすることについて、政府が基本的に同意したと発表した。

 同委員長は、「タクシー会社とタクシー運転手の意見も聞いてから最終案を発表する。利用者の負担増を少なくすると同時にタクシー運転手の売上げ増につながるようなバランスのとれた料金の調整を考えている」と語った。

 タクシー料金の値上げは昨年半ば頃、「2014年1月〜3月期には実施される」との報道が相次いだが、実施されず今に至っている。

 現在の運賃は初乗り3リンギで、100メートルごとに10セン追加となっている。前回の料金引き上げは2009年に実施された。

 


MyRapidCard、RapidKL Busでも利用可能に(The Star、2014年6月13日)
 LRT、モノレール、公共バスを運営しているRapidKLが発行しているプリペイドカード「MyRapid Card」が7月1日より、同社が運行している公共バス「RapidKL Bus」でも利用できるようになった。

 RapidKLは新システム導入に伴う期間限定プロモーションの一環として、「MyRapid Cardを使用した場合、バス運賃を2割引きにする」と発表している。

 


KLIA2、正式オープン(The Star・NST、2014年6月24日)
 格安航空専用ターミナル(KLIA2)の正式オープニングセレモニーが6月24日、ナジブ首相を主賓に迎えて開催された。KLIA2は5月2日に開業している。

 ナジブ首相は「KLIA2は格安航空便の増大を見込んでつくられた国際水準の格安航空専用ターミナルだ。KLIA2の最大収容能力は年4500万人で、域内だけでなく世界に誇れる格安航空専用ターミナルである」と挨拶した。

 


エアアジア、日本のLCC事業に再参入(プレスリリース、2014年7月1日)
 マレーシアに本社を置く格安航空大手エアアジアは7月1日、日本でLCC事業を運営する「エアアジア・ジャパン」を設立した。資本金は70億円。エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は1日、都内で記者会見し、「来年夏に国内線を就航する」と正式発表した。中部国際空港(愛知県常滑市)を拠点とする。当初2機で運航を始め来年中に4機体制にする予定だ。

 新会社エアアジア・ジャパンへのエアアジアの出資比率は議決権ベースで33%、残りは投資ファンドのオクターブ・ジャパン28・2%、楽天18・0%のほか化粧品大手ノエビアホールディングスや、スポーツ用品のアルペンも出資する。

 エアアジアはANAホールディングスと合弁で国内LCC事業を展開していたが経営不振に陥り、去年、合弁を解消し撤退していた。

 


道路陥没、モノレールは運行見合わせ(The Star、2014年7月7日)
 クアラルンプール(KL)市内のジャラン・ハン・トゥア、ジャラン・インビそしてジャラン・プドゥが合流する交差点で7月1日、道路が突然陥没し、円周19メートル、深さ12メートルの大きな穴が2つ開いた。負傷者は出なかったが、周囲は通行止めとなり深刻な渋滞が終日続いた。すぐそばを走るモノレールのインビ・ハントゥア間の運行は停止された。

 現在、モノレールはKLセントラル・ハントゥア間、そしてティティワンサ・インビ間で運行している。モノレールを運行しているラビッドKLは、「当局が陥没現場の安全を確認するまで、変則的な運行を続ける」と説明している。

 


交通事故死者数、世界第20位(NST、2014年7月9日)
 「世界健康ランキング2011」によると、マレーシアの路上での交通事故死者数が世界第20位にランクインしている。マレーシア国民の死因でも、交通事故死は心臓病、脳卒中、インフルエンザ、肺炎を抑えて一位となった。

 マレーシア道路安全研究所(Miros)の集計によると、マレーシアの交通事故死者数は一日あたり18人で、現在の傾向が続けば2020年には29人に増えると予測されるという。年平均の交通事故死者数は、現在の6915人から2020年には1万716人にまで増えるという。

 内訳でみるとオートバイの死者数が全体の6割を占める4149人となっている。

 


上半期の交通事故死者、529人:ジョホール州(The Star、2014年7月16日)
 今年1月〜6月期にジョホール州で起きた交通事故は3万1975件で、死者は529人だった。事故件数は月平均5329件で、毎日178件前後発生したことになる。

 死亡事故の約60%はバイクがらみで、バイクの運転手と同乗者が巻き込まれて死亡するケースが多い。交通規則を遵守しない無謀運転が死亡事故の原因になっているという。

 


マレーシア航空機がウクライナで墜落(The Star、2014年7月18日)
 アムステルダムからクアラルンプールに向かっていたマレーシア航空MH17便ボーイング777型機が7月17日夜、ロシア国境から約50キロメートルのウクライナ東部ドネツク州で墜落した。乗員15人、乗客283人に生存者はいない模様だ。同便はアムステルダムを現地時間の7月17日午後12時15分(マレーシア時間の午後6時15分)に離陸しており、7月18日午前6時10分にクアラルンプール国際空港(KLIA)に到着する予定だった。

 マレーシア航空の発表によると同便との交信は7月17日午後10時15分に途絶えた。乗客の国籍はオランダが154人、オーストラリア(27人)、マレーシア(26人:幼児2人を含む)、インドネシア(12人:幼児1人を含む)、英国(9人)、ドイツ(4人)、ベルギー(4人)、フィリピン(3人)、カナダ(1人)で、他の41人の乗客の国籍は未確認だ。乗員15人は全員マレーシア人だった。同便にはメルボルンで開催が予定されている『第20回国際AIDS会議』の参加者が多数搭乗しており、AIDS関連の研究者や活動家が犠牲になったものとみられる。

 同地区はウクライナ政府に対抗する親ロシア武装勢力が掌握しており、政府軍と交戦中だ。ロシアの各通信社及びウクライナ政府は、同機が上空1万メートルで地対空ミサイルにより撃墜された可能性が高いとしている。しかし、双方とも互いを非難しており、情報は錯綜している。

ナジブ首相が特別調査委員会を発足

 ナジブ首相が7月18日早朝、緊急記者会見に出席し、マレーシア航空機MH17便墜落に関する特別調査委員会を設置すると述べた。

 ナジブ首相は「MH17便が墜落した空域の航路は国際民間航空機関 (International Civil Aviation Organisation)が安全を宣言しており民間機の運航は制限されていない」と説明し、「もし撃墜されたのなら、首謀者は必ず法の裁きを受けねばならない」と強調した。

 さらにナジブ首相は、この事案について米国のオバマ大統領と直接意見を交換したことも明らかにした。対話の中で、現地に国際調査チームを派遣し、墜落現場を自由に調査すること、及び調査チームが到着するまでブラックボックスを含む機体の残骸を動かさないことで合意したという。

 マレーシア航空MH17便墜落に関しては、ロシアのプーチン大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相がナジブ首相に対して犠牲者哀悼の意を伝えている。

 


交通取り締まり強化:7月21日〜8月4日(The Star、2014年7月18日)
 交通警察が7月21日〜8月4日の期間、断食明けのハリラヤ・アイディルフィトゥリ(ハリラヤ・プアサ)に向けて、交通取り締まり作戦「Op Selamat」を展開する。

 カリド警察長官は7月17日、KLで催された「Op Selamat」発表会見で、「とくに緊急レーンへの侵入車両の取り締まりを強化し、違反者には300リンギの罰金を科す」と述べた。警察は事故多発地区として60カ所をリストアップし、交通警察官を配置し重点的に取り締まる。

 2012年と2013年の「Op Selamat」の期間中には、それぞれ1万7937件、1万7830件の事故が発生した。死亡者数はそれぞれ243人、281人だった。

 


「ハリラヤプアサ期間中は3時間前に空港へ」エアアジア(The Star、2014年7月21日)
 断食明けを祝う祭日「ハリラヤプアサ(ハリ・ラヤ・アイディルフィトリ)」(7月28日・29日)とその前後の期間は、例年出国ラッシュとなり空港は大変混雑する傾向がある。 

 格安航空エアアジアは、上記期間中のエアアジア利用者は通常より40%多くなる見通しで、少なくとも3時間前には空港入りし、早めに搭乗手続きをすませるようアドバイスしている。

 


コーズウェー、通行料値上げ:8月1日〜(The Star、2014年7月26日)
 マレーシア高速道路庁は8月1日からジョホール州とシンガポールを結ぶコーズウェーの通行料を大幅に引き上げる。これまでは通行料を支払う必要がなかったシンガポールに向かう車両にも新たに通行料が課されることになった。

 この引き上げにより乗用車を含むクラス1に分類される車両の通行料は、マレーシアに向かう車両が2.9リンギから9.7リンギに上がり、シンガポールに向かう車両には6.8リンギが課される。

 イースタン・ディスパーサル・リンク(総延長8・1キロ)を利用する運転手がCIQ施設を通過しない場合には、通行料を支払う必要はない。

 シンガポールもマレーシア登録車両がシンガポールに入る際に課している入国許可料を20Sドルから35Sドル(87.5リンギ相当)に引き上げる。

 


MH17便墜落事件、オランダ首相と討議(The Star、2014年8月1日)
 7月30日にオランダ入りしたナジブ首相が7月31日午前11時30分(現地時間)、ハーグの総理府でオランダのマーク・ルッテ首相と、困難に直面しているMH17便墜落現場の立ち入り調査について意見を交換し、罹災したオランダ人乗客とその遺族を悼んだ。

 両首相は会談後の共同記者会見で、墜落現場周辺でウクライナ政府軍と分離独立派武装グループが激しい戦闘を展開し、調査団の安全が確保できない点に強い憂慮を示し、双方が即時停戦に合意するよう求めた。ナジブ首相は更に、「必ず真実を究明し首謀者に裁きを下す」との強い決意をしめし、オランダ及び国際社会にも協力を求めた。

 ナジブ首相は同日中に、遺体の身元確認作業が進行中のヒルフェルスムのオランダ国軍基地を訪問した。犠牲者に献花し、身元確認作業チーム主任から作業の進行状況について説明を受けた。

「遺体帰還日を追悼の日に」首相

 ナジブ首相が「マレーシア航空MH17便罹災者の遺体がマレーシアに帰還した日を『追悼の日』として、国全体で罹災者を悼みたい」との意向を発表した。

 ナジブ首相は、オランダ政府がウクライナから到着した遺体を受け取る際に死者の尊厳を守る丁重な儀礼で出迎えたことを賞賛し、「マレーシアも遺体帰還の際には死者と遺族に礼を尽くし、哀悼の意を込めて出迎えるべきだ」と述べた。身元確認作業チームによると、遺体の身元確認作業が完了するまでに2、3週間かかる見通しだという。

 


MH17便罹災者葬列の沿道での見送りを政府が推奨(The Star、2014年8月5日)
 ジャイラニ・ジョハリ副通信・マルチメディア相が8月5日、「KLIAに到着したマレーシア航空MH17便罹災者の遺体を載せた霊柩車の車列が追悼式会場に向かう沿道で、一般市民も罹災者を見送ってほしい」との政府見解を示した。

 マレーシア国軍兵士による罹災者への追悼式はブンガラヤ・コンプレックスで催される予定だ。ただし、一般市民は入場できず、各界のVIP、罹災者遺族、政府が招待した各メディアのみが参列できるという。なお、政府主催の追悼式のあと、各罹災者それぞれの民族や宗教に則った形式での葬儀が執り行われる予定だ。

 マレーシア国内で営業する大手保険業者の一つであるAIAマレーシアのビル・ライルCEOはMH17便罹災者遺族などへの保険金支払いについて、「戦争及びテロ攻撃による死亡に関する免責事項は適用しない」とし、「出来る限り遺族を支援していきたい」との意向を示した。

 


ペナンセカンドブリッジ、開通以来240万台が利用(The Star、2014年8月6日)
 今年3月1日に開通したペナンセカンドブリッジを利用する車両が日増しに増え、8月6日までに240万台に達した。

 同ブリッジの運営会社JKSBによると、現在、利用車両台数は1日平均1万2000台。同社は2万台を目標に掲げ、「2万台になる日はそう遠くない」とみている。

 建設費45億リンギが投じられたペナンセカンドブリッジは全長24キロで、東南アジア随一の長さを誇っている。

 


マレーシア航空、上場廃止と完全国有化(The Star、2014年8月8日)
 政府系投資会社カザナ・ナショナル(Khazanah Nasional Bhd)は8月8日、経営難に陥っているマレーシア航空(MAS)の再編計画を発表し、上場廃止と完全国有化を提案した。

 カザナは現在、株式69.4%(115億9000万株)を保有するMASの筆頭株主だが、6カ月〜12カ月の期間に13億8000万リンギを投じて残る小数株主の株式(51億1800万株)を1株当たり27センで買い取る考えだという。

 赤字続きの上に、3月にMH370便が行方不明になったほか、ウクライナでMH17便が撃墜され、同社株価は大きく下落した。

 カザナは「今年末までに再建計画をまとめる」と発表していたが、存続が危ぶまれるほどに経営が悪化しており、それまで待てない状況になっている。

「将来の成功のための布石」ナジブ首相

 ナジブ首相は8月8日、カザナが発表したMAS再建計画について、「MASの黒字化をはかるための第一歩を踏み出した。

 MASはマレーシアの歴史の一部分であり、国の誇りのシンボルでもある。マレーシア国民がそうであるように、私も短期間に起きたMH370便とMH17便の悲劇を深い悲しみを以って受け止めている。航空機がより安全に運航されるようになることを希望する。MASは経営、運航方法を変革するべきだ。再建計画の実行には痛みがともなうが、関係各方面がこれに理解を示し、協力してほしい。政府とカザナが進めている再建計画案の作成は最終段階に入っており、8月末までに発表できる見通しだ」と述べた。

 


MH17便、マレーシア人罹災者の身元を初確認(The Star、2014年8月8日)
 マレーシア航空MH17便のマレーシア人罹災者1人の身元が8月7日、オランダの遺体身元確認チームの手で明らかにされた。

 犠牲者はペナン州出身のエレイン・テオさん(27)で、この報告を受けたマレーシア警察及びマレーシア航空は早急にエレインさんの家族にアムステルダムでの身元確認を依頼する考えだ。

 エレインさんはオランダ国籍のボーイフレンドのエミエル・マーラーさん(27)とアムステルダムからクアラルンプールに向かうためMH17便に搭乗した。エミエルさんの遺体はまだ確認されていない。

 2人はメルボルンで金融関係の仕事に就いていて、休暇を利用してポルトガルとオランダを周遊した後、クアラルンプールに向かう予定だった。

 


8月22日をMH17便罹災者追悼の日に(The Sun、2014年8月15日)
 ムヒディン副首相が8月14日、「8月22日をマレーシア航空MH17便罹災者国民追悼の日と定める」と、発表した。同日を休日とするかどうかは未定だという。

 同日は身元が確認されたマレーシア人罹災者の遺体第1陣(21体)がマレーシアに到着する日だ。

 ムヒディン副首相によると8月14日現在、乗員10人を含むマレーシア国籍26人の遺体が確認されたという。なお、第1陣として帰還する遺体には遺族の希望でマレーシアに埋葬されるオランダ国籍の1人が含まれている。

 遺体は8月22日午前10時、KLIAに到着する予定で、追悼の儀式は空港内のKompleks Bunga Rayaで執り行われる。その後、マレーシア国軍兵士がエスコートする霊柩車が遺族の元に遺体を届ける。1人の罹災者の遺族はサラワク州に在住しているため、マレーシア国軍のC-130輸送機と政府が用意したNuriヘリコプターも遺体の返還に動員される。

 


エアアジアX、赤字計上:第2四半期(The Star、2014年8月19日)
 アジア最大の格安航空会社、エアアジアグループの長距離部門、エアアジアXが2014年第2四半期(4〜6月期)決算で、売上高は前年同期比36.7%増の6億7161万リンギの増収を記録したが、総営業支出が同59%増の8億733万リンギと大幅増となったことから、1億2878リンギの赤字を計上した。

 赤字額は前年同期の3230万リンギから拡大した。営業支出の中で最大を占める航空燃料支出が前年同期の2億3107万リンギから3億9061万リンギに増えたことが響いた。

長期的には利益を回復

 赤字決算となったことに関してエアアジアXのアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)は、「乗客輸送容量の向上を図ったことで短期的に収益面の業績に圧力がかかっているが、燃料の国際価格が緩和し、アジア地域の通貨が安定する見込みなので、長期的には利益を回復できるだろう」との見通しを示している。

 2014年上半期(1〜6月期)決算では、売上高は前年同期比38.4%増の14億2100万リンギを計上した一方、純益は前年同期の1789万リンギの黒字から1億4006万リンギの赤字に転じた。

 


カザナ・ナショナル、MAS再建案を発表(The Star、2014年8月29日)
 政府系ファンド、カザナ・ナショナルのアズマン・モクタル社長は8月29日に記者会見を開き、経営危機に直面しているマレーシア航空(MAS)の再建計画について「従業員(約2万人)の30%に相当する6000人を削減し、年内に上場を廃止して完全国有化する」と発表した。

 また、来年7月までに資産を新会社へ移管する。上場廃止後3年以内の黒字復帰を目指し、今後3〜5年でMAS株式を再び上場させるとしている。

 なお、MASのジャウハリ・ヤヒヤ最高経営責任者(CEO)は、新CEOが決まるまでの暫定措置として、来年6月末まで現職にとどまることになった。

 赤字決算が続いているMASは今年3月8日に北京行き便が行方不明になり、7月中旬にはウクライナ上空で同社便が撃墜されたことで利用者が激減し、経営がさらに悪化している。

 カザナはMASの株式70%近くを保有する筆頭株主。カザナのアズマン社長は、リストラ対象部門や撤退する不採算路線などについては2015年7月1日に就任する新しいCEOをはじめとする新経営陣にまかせる方針のようだ。以下が再建プランの主な内容だ。

■再建プランの実行(事業の新会社への移管)経費としてカザナは60億リンギ拠出する。内訳は上場廃止に14億リンギ、人員整理に16億リンギ、新会社立ち上げに30億リンギ。
■MASの人員(2万人)の30%にあたる約6000人を削減。
■2014年末までに上場廃止、完全国有化。
■旧MASは2015年6月末日まで存続。ジャウハリ・ヤヒヤCEOはこのまま同年6月末日まで留任。
■2014年末までに新会社のCEOを選定する。
■新会社は2015〜2018年の期間のMAS黒字化が目標。
■2018〜2019年に再上場する。
■新会社の社名については、『MAS』の名を残すことをカザナは希望。

 


「MH17便はミサイル攻撃を受けた」中間報告書(The Star、2014年9月9日)
 マレーシアのリョウ・チョンライ運輸相は9月9日、7月17日にウクライナ東部で起きた『MH17便撃墜事件』に関するオランダ安全委員会(DSB)の中間報告書のコピーを手にした記者会見で、「マレーシア航空MH17便を撃墜した犯人を突き止めなければならない」と語った。

 最終報告書は墜落日から1年以内(来年6月頃まで)に公表される予定だ。

「高エネルギー物体が機体に激突」

 DSBは報告書の中で『ミサイル攻撃』とはしていないが、『多数の高エネルギー物体が衝突及び貫通した』と指摘し、同機がミサイル攻撃を受けた可能性を強く示唆した。

 中間報告によると、操縦席の会話を記録した「コックピットボイスレコーダー(CVR)」と、飛行データを記録した「フライトデータレコーダー(FDR)」を解析した結果、同機は墜落直前まで正常に飛行していたことがわかった。

 CVRとFDRは午後4時20分03秒(ウクライナ現地時間)、記録が途絶えた。パイロットの声、異常を知らせる警報音やデータなどは記録されていなかった。機体が一瞬のうちに異常事態に見舞われた(撃墜され、空中分解した)ことを物語っている。

 アムステルダム発クアラルンプール行きのMH17便は、ウクライナ東部の紛争地域の上空で墜落した。米当局などは「ウクライナの親ロシア派武装勢力が発射した地対空ミサイルによって撃墜された可能性が高い」としているが、ロシア側及び親ロシア派武装勢力側はこれを否定している。

「より詳しい調査が必要だ」ナジブ首相

 オランダ安全委員会(DSB)の中間報告書について記者団からコメントを求められたナジブ首相は「報告書は『高エネルギー物体が機体を貫通し、空中で機体が崩壊した』と指摘した。地対空ミサイルで撃ち落とされたことを強く示唆するもので、より詳しい調査が必要だ」と語った。

 


バスターミナル「プトラ・ターミナル」移転へ(The Star、2014年10月13日)
 今年8月からバス発着業務を停止しているクアラルンプール(KL)市内チョウキットにあるバスターミナル「プトラ・ターミナル(Putra Terminal)が、来年1月までに移転することになりそうだ。

 J.ロガ・バラ・モハン副連邦直轄区相は10月13日、「KL市庁や陸運局など関係者が移転に合意している。残る問題は移転先だ。遅くても来年1月までに移転させたい」と述べた。

 J. ロガ副大臣は「(移転先は)どこにするか、まだ決まっていない」としたが、南部方面行きバスが発着するインタグレーテッド・トランスポート・ターミナル(TBS)が有力だ。

 


エアアジア、周遊航空券を販売(The Star、2014年11月20日)
 マレーシアの格安航空会社エアアジアが、周遊航空券「エアアジアASEANパス(AirAsia Asean Pass)」の販売を2015年1月15日に開始すると発表した。

 東南アジア諸国連合(ASEAN)域内で使えるエアパス(周遊航空券)で、10都市へのフライトが利用できる。RM499(空港税別)で販売され、有効期間は1カ月。

 同社は、20都市へのフライトが利用できるパスも1000リンギ未満で売り出す計画だ。

 


エアアジア、機内Wi-Fiサービスを開始(The Star、2014年11月4日)
 マレーシアの格安航空会社エアアジア(AirAsia)が機内Wi-Fiの運用試験を今年8月13日より開始していたが、11月3日から本格的にサービスを開始した。今回Wi-Fiの利用が可能となったのは4機で、今年末までに19機に拡大し、来年中には所有する160機全てで利用できるようにする計画だ。機内Wi-Fiサービスの利用は有料となる。

 


クアラルンプールの道路、名称を変更(The Star、2014年11月25日)
 クアラルンプール市内の道路8本の名前が、11月26日付で変更された。

 名称変更は国王に就任したスルタンを顕彰することが目的で、州スルタンで構成される統治者会議から出た要望にもとづく決定とのことだ。

 告知から変更までの準備期間がなかったこと、さらに名前がかなり長くなったことから、「覚えにくい」などの不満の声が出ている。

名称が変更された道路

■ジャラン・ドゥタ → ジャラン・トゥアンク・アブドル・ハリム
 (Jalan Duta → Jalan Tunku Abdul Halim)

■ジャラン・キドマット・ウサハ → ジャラン・スルタン・ハジ・アハマド・シャー
(Jalan Khidmat Usaha → Jalan Sultan Haji Ahmad Shah)

■ジャラン・イポー → ジャラン・スルタン・アズラン・シャー
(Jalan Ipoh {Jalan Segambut junction 〜 Jalan Pahang 間} → Jalan Sultan Azlan Shah)

■ペルシアラン・ドゥタ → ペルシアラン・トゥアンク・サイド・シラジュディン
(Persiaran Duta → Persiaran Tuanku Syed Sirajuddin)

■ジャラン・キドマット・セティア及びジャラン・イバダー → ジャラン・スルタン・ミザン・ザイナル・アビディン
(Jalan Khidmat Setia and Jalan Ibadah → Jalan Sultan Mizan Zainal Abidin)

■レブラヤ・マハメル → レブラヤ・スルタン・イスカンダル
(Lebuhraya Mahameru → Lebuhraya Sultan Iskandar)

■ペルシアラン・マハメル → ペルシアラン・トゥアンク・ジャファル
( Persiaran Mahameru → Persiaran Tuanku Ja’afar)

■ジャラン・セマラック → ジャラン・スルタン・ヤハヤ・ペトラ
(Jalan Semarak → Jalan Sultan Yahya Petra)

 


RON95とRON97の価格引き下げ(The Star、2014年12月18日)
 マスラン副財務相が「国際原油価格の値下がりにともない、国内のガソリン(RON95とRON97)価格とディーゼル油価格の引き下げを12月31日に発表する」と明らかにした。

 同相は「12月はじめにガソリン小売価格が2セン引き下げられたが、必需品の小売価格が値下げされていないことは遺憾だ」と語り、必需品製造・販売業者にガソリン価格の値下げに見合う価格引き下げを求めた。

 


政府が「トゥクトゥク」の導入を検討(The Sun、2015年1月13日)
 タイやフィリピンで「トゥクトゥク(tuk-tuk)」の名称で親しまれているエンジン付き或いは電動モーター付き三輪車。これをタクシーに代わる廉価な交通手段としてマレーシアに導入する計画を、陸上公共交通委員会(SPAD)が検討中だ。

 SPADのサイド・ハミド委員長は1月12日、「廉価で手軽な公共交通機関として『トゥクトゥク』が活躍できる場面は多いはずだ。工場や建設現場の労働者、学生、学童などにとって理想的な交通手段になると思う」と語った。

 タクシー料金が年内に値上げされる見通しのなか、今年末までに「トゥクトゥク」を導入することを目指している。現時点では、LRT、KTM、MRT駅と住宅地を結ぶ限定されたエリア内で運行させる計画で、身体障害者の移動手段としても活用したい考えだという。

 ハミド委員長は「トゥクトゥク」はクアラルンプール中心地での運用には適さず、郊外の市街地などに適しているとの見方を示した。

 


エアアジアX、名古屋便運休へ(東方日報、2015年1月17日)
 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの長距離部門のエアアジアXは1月16日、「2月14日の便を最後に、クアラルンプール・名古屋線を運休する」と発表した。

 同路線は昨年3月に就航したばかりだった。

 


ANA、成田〜クアラルンプール線就航へ(プレスリリース、2015年1月21日)
 全日空(ANA)は1月21日、2015年3月28日からの事業計画を発表した。

 成田発着の新規路線として、2015年9月1日から、成田・クアラルンプール線を開設する。ビジネスクラス42席、エコノミークラス198席の787-8を使用する。

■NH815便:成田発17:20、クアラルンプール着23:35
■NH816便:クアラルンプール発07:00、成田着15:00

 


エアアジア、燃料サーチャージを撤廃(The Star、2015年1月26日)
 エアアジア・グループは1月26日、原油価格が昨年7月以降50%下落したことを受け、同日から燃料サーチャージを撤廃すると発表した。エアアジアX、タイ・エアアジアX 、インドネシア・エアアジアXを含むグループ傘下の全社で実施する。

 エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEOは「サーチャージ撤廃は観光業に大きな恩恵となり、経済活性化にもつながるはずだ。今後も出来るだけ割安の航空券を販売していく」と、語った。

 ファイアフライ、マリンドエアの格安航空2社はすでに燃料サーチャージを撤廃している。

 


LRTアンパン線、6両編成の新型列車を投入(NST、2015年1月29日)
 LRT(ライトレールトランジット、LRT)アンパン線で1月31日から、6両編成の新型列車(ライトレール車両)が運行を開始した。

 陸路公共交通会(SPAD)のサイド・ハミド委員長が29日、アンパン操車場を訪れ、導入されるライトレール車両を視察点検した。

 当局は、アンパン線の延長線開通に合わせて6両編成のライトレール車両を50本購入する予定で、今回はそのうちの8本が投入された。延長線は2016年までに全線開通する予定だ。

 


MRTスンガイ・ブロー〜カジャン路線、58.8%完了(ベルナマ通信、2015年2月11日)
 2017年7月の全線運行開始をめざし建設が進む都市圏高速鉄道(MRT)のスンガイ・ブロー〜カジャン路線(総延長51キロ)の建設作業が、2014年12月31日の時点で58.8%まで完了した。

 同路線の運行を手がけるマス・ラピッド・トランジット社(MRT社)のシャリルCEOは2月11日、これまでの進捗状況に満足の意を表明するとともに、「スケジュール通り、予算内におさまるよう作業を進めていくのが同社の目標である」と語った。

 ナジブ首相も、進捗状況に「満足している」と表明している。

地下駅は7カ所に

 全31駅が設置される同路線のうち、9.5キロが地下トンネルで、地下駅は7駅となるが、地下部分は73.13%まで完成している。一方、高架部の完工率は49.2%となっている。

 次の段階として、線路の敷設や列車の購入、委託、列車への電力供給設備や信号・通信機器の設置を進め、2016年12月に高架部のスンガイ・ブロー駅〜スマンタン駅区間の運行を開始し、17年7月に地下部を含めた全線運行をスタートさせる予定だ。

 スンガイ・ブロー駅〜カジャン路線の完成後には、MRT第2路線としてスンガイ・ブロー〜スルダン〜プトラジャヤ路線の建設に着工する計画だ。

 


ペナン島LRTプロジェクト、スタートへ(The Star、2015年4月16日)
 ペナン島で来年、軽便鉄道(LRT)の工事がスタートする。

 LRTプロジェクトは総予算270億リンギの『ペナン交通マスタープラン(PTMP)』下で進められるもので、ペナン島のランドマーク、60階建て高層ビル「コムタ」(Komtar)とペナン国際空港間を結ぶ全長17.5キロメートル。総工費は45億リンギ(約1485億円)になる予定で、完工期日は未定だ。建設工事契約は今年6月に発注となる見通しだ。

 数社が有力候補にあがっているが、マレーシアと中国の企業連合が受注する可能性が高いという。

 


マレーシア航空:2万人に解雇通知(The Star、2015年6月1日)
 マレーシア航空(MAS)は6月1日、全従業員(2万人)に解雇通知を発送した。このうち6000人を解雇し、1万4000人を新会社で再雇用する。

 クリストフ・ミュラー最高経営責任者(CEO)は同日の記者会見で、「再雇用のオファーを受ける1万4000人は新会社の雇用に応じるかどうか、12日以内に回答しなければならない」と語った。

 MASは8月末で営業を終了し、9月1日から新会社マレーシア航空会社(Malaysian Airlines Bhd=MAB)が資産と運航業務を引き継ぐ。同CEOはまた、「人員縮小や取引先の大幅削減などでコストを削減し、2018年度に黒字化を果たす」と語った。

 


マレー鉄道:シンガポールへの乗り入れ中止へ(東方日報、2015年6月17日)
 マレー鉄道の長距離列車のシンガポールへの乗り入れが、6月末で中止となる。7月1日から、乗客はジョホールバル(JB)駅で下車し、シャトル電車「シャトル・テブラウ(Shuttle Tebrau)」に乗り換えて、シンガポールに入国するようになる。

 「シャトル・テブラウ」はJB発とウッドランド(シンガポール)発が毎日各7便の合計14便が運行される。JBの始発は午前5時半、最終が午後10時。ウッドランドの始発は午前6時半、最終が午後11時だ。

 


エアアジアX:KL〜札幌線、就航へ(The Star、2015年7月29日)
 格安航空エアアジアXは7月28日、札幌(千歳)〜クアラルンプール線を10月1日より週4便就航すると発表した。

 エアアジアXにとって札幌とKLを結ぶ路線は、羽田・成田・関西に次ぐ4路線目。

 就航記念運賃(燃油サーチャージや諸税込み)は、エコノミークラスが片道99マレーシアリンギット(約3200円)、プレミアムクラスが片道999マレーシアリンギット(約3万3000円)。

 クアラルンプールからのD7550(火・木・土・日)は午後11時35分発、午前8時分着。札幌からのD7551(月・水・金・日)は午前9時20分発、午後5時着。

 


マレーシア航空会社:営業開始(The Star、2015年9月1日)
 マレーシア航空(MAS)が8月末で営業を終了し、その資産と運航業務を引き継いだ新会社マレーシア航空会社(Malaysian Airlines Bhd=MAB)が営業を開始した。

 機体のロゴも乗務員の制服もMASのを使用しており、会社名が変わった事に気付かない乗客が多かったようだ。

 2万人いたMASの社員のうち6000人が解雇され、MABの社員は現在、約1万4000人となっている。

 


コタキナバル国際空港ターミナル1、オープン(NST、2015年12月1日)
 コタキナバル国際空港のターミナル1が12月1日にオープンした。

 午前5時半頃から、チェックインカウンターに列ができ始め、搭乗手続きに向かう乗客の姿がみられた。

 空港運営のマレーシアエアポート社によると、初日の運航状況は良好で、同ターミナルを使用するエアアジアおよび乗客から苦情は出なかったという。

 エアアジアの第1便は香港行きAK237便で、午前6時40分に離陸して香港に向かった。

 


ERL運賃、来年1月1日に値上げ(The Star、2015年12月1日)
 クアラルンプール国際空港(KLIA)とクアラルンプール(KL)市内を結ぶ鉄道を運行するエクスプレス・レール・リンク(ERL)の運賃が、2016年1月1日に値上げされることになった。

 料金は現行の片道35リンギから一気に55リンギとなる。同社は、「運営委託合意では65リンギに引き上げることができるが、55リンギに抑えた」としている。しかし利用者からはきびしい批判と不満の声が出そうだ。値上げは14年前に開通してからこれが初めて。

 


エアアジア:個人用移動機器機内持ち込み禁止(The Star、2015年12月30日)
 格安航空のエアアジアは12月30日、ホバーボードやバランススクーター、ミニセグウェイなどのパーソナルモビリティ デバイス(個人用移動機器/電動1輪、2輪ホイール)を「危険物」に指定し、機内への持ち込みを禁止すると発表した。即日実施。これは、マレーシア民間航空局(DCA)の通達にもとづく措置だ。

 パーソナルモビリティ デバイの持ち込みは、マレーシア航空、マリンドエア、シンガポール航空、タイガーエア、バージンエア、英国航空、アラスカエア、デルタ航空、ジェットブルー、アメリカン航空、ユナイテッド航空などがすでに禁止している。