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K・K  2015年8月27日号掲載

ピックアップ  4月から9月は、マレーシア東海岸を訪れるにはとても良い時期だ。運が良ければウミガメの産卵や子亀の放流に立ち会うことができる。南国新聞記者は、東海岸を地元とする友人をガイドに、抜けるような青空のもと、チェラティン・ビーチを中心にハイパー・スピードで駆け回った。今回は地元民オススメのスポットをご紹介したい。

ケマシック海岸(Pantai Kemasik)in トレンガヌ
 パハン州チェラティンから車で北上すること1時間。パブリック・ビーチであるケマシック海岸(トレンガヌ州)に到着。その景観はプロ・アマを問わず、写真愛好家にはたまらない、格好の撮影スポットと言われる。朝日と夕日のいずれも拝むことができ、記者が訪れたのはちょうど夕暮れ時。人々は、それぞれのお気に入りの場所で、思い思いに夕日を楽しんでいた。地元の人々にとって大切な憩いの場である。

シーフード・レストランTong Juan@Chukai(チューカイ)
 「東海岸に来たら、例えロング・ドライブになるとしても必ずここに来る!」と、友人が超オススメするレストランTong Juan。チェラティンから車で北へ30分程度の町Chukaiの海岸沿いに位置する、数多くのシーフード・レストランの中の一つだ。店内には、本店を紹介する新聞記事とともに、大きなエビやカニが壁に飾られている。この店一番のオススメは、カニの詰め物。甲羅にぎっしりとカニの身を詰め、ホイップした卵白をふんわりかぶせて、手早くサッと揚げたものだ。余計な味付けはされておらず、カニ本来の味が十分楽しめる一品だ。普段カニを食べるとき、身を取り出すことに必死になり、友人との会話もおろそかになりがち。しかしここでは、存分にカニを楽しみながら、会話に花を咲かせることができる。その他、イカのチリソース炒め、新鮮な魚の清蒸(せいじょう)など、安心の新鮮魚介が堪能できる。また、「マンゴーライス」という地元のデザートも試して欲しい一品だ。ローカルに人気の店だけあり、平日でも日の入り後は満席となる。ぜひお早めに!
住所:K-117, Jalan Sulaimani, 24000 Kemaman, Terengganu
電話番号:09-859 1346

チェラティン・ビレッジ〜本物のチェラティン・ビーチはここにある
 1980年代、バックパッカーによって世界に知られることとなったチェラティン・ビーチ。今では長く伸びる海岸沿いに、クラブ・メッドを始めとする大型ホテルが立ち並び、優雅なリゾート地として知られている。ところが本来の「チェラティン・ビーチ」、1980年代にバックパッカーらが世に広めたビーチは、「カンポン・チェラティン」、つまりチェラティン・ビレッジの中にある。どこかタイムスリップしたような懐かしさと、南国情緒あふれるその村は、馬の蹄鉄の形をしたビーチの周りにすべてが集まった小さな集落。本物のチェラティンを味わいたい人だけが訪れる隠れ家的リゾートだ。「本物のチェラティン・ビーチ」は、シーズン中も訪れる人は少ない。ところが、そのビーチを一目見ると、穢れのない美しさにハッとする。引き潮の際、潮溜まりには沢山の小魚が泳いでおり、水の美しさを証明している。ビレッジ内には、実に味のある観光案内所をはじめ、小さな店が立ち並び、サーフィンやカヤックを教えてくれるところもある。またマングローブ・ツアーはのんびりと自然の醍醐味を堪能できると評判だ。さて。集落の中には、お洒落なバンガロー風の滞在施設が複数点在している。本物のチェラティンをアットホームに過ごしたい方にオススメしたい、しかし、本音としては誰にも教えたくないチェラティン・ビレッジ。クラブ・メッドにほど近く、Kampung Cherating BudayaまたはKampung Cherating Lamaのサインを頼りに訪れることができる。
(*サーフィンを楽しみたい方は、波のある季節(モンスーン時期)にお越しください)

レジェンド・ビーチで南十字星を満喫!
 マレーシアを訪れて数年が経過するが、残念ながら南十字星を一度も見たことがなかった。「南十字星を見たい」、それが子供のころからの夢であったにも関わらず、だ。地元のアクティビティガイドに「満天の星空を見たいのだが、どこがオススメか」と尋ねると、トレンガヌまで行けば、ウミガメの産卵場所を選ぶと明かりが少なく、夜空を満喫できるという。日没後、トレンガヌのとある海岸に到着。「今日はアオウミガメが一匹産卵のために上陸している」というので、「それは願ってもない幸運!」と、ガイドとともに産卵場所へと急ぐ(このウミガメの産卵レポートについては、次号をご期待いただきたい)。空を見上げると、見事なまでの星空。星がびっしりと夜空を埋め尽くし、星座の判断がまるでつかない。「すみません、南十字星(サザン・クロス)はどれでしょう?」とガイドに尋ねると、「ああ、サザン・クロスを見たいなら、ここからは見えないよ。あそこに山があるだろう?あの山が邪魔して見えないんだ。山を越えたあたり、レジェンド・ビーチに行けば良く見えるよ」とのこと。なんと、自分たちはレジェンド・ビーチから移動してきたのだった。翌日改めて、レジェンド・ビーチでサザン・クロスを探すことになった。日没後、レジェンド・ビーチの海岸に立つ。大型リゾートが立ち並んでいるため、やや明かりが多く、星の数はトレンガヌの星空には遠く及ばない。しかし、かえってはっきりと星座を見分けることができる。さて。目当てのサザン・クロスは・・・・・「あった!見えた!」と、思わず歓声を上げる。サザン・クロスの側にある、「偽サザン・クロス」もはっきりと見える。
 偶然にも星座に詳しいというオーストラリア人一家とともに、海岸に並べられたビーチ・チェアに体を横たえ、サザン・クロスを満喫。それにしても、サザン・クロスは見分けがつきにくいという説に納得。偽サザン・クロスだけではなく、十字型の星座は周辺にいくつか見受けられるためだ。比較的海岸線に近い場所に現れるため、山などの遮るものがある場合や、海岸沿いが明るいところでは見ることができない。その点、長く伸びる海岸の中心に位置するレジェンド・ビーチは絶好の場所と言える。

絶品のハンバーガーに舌鼓を打つ!
 このレジェンド・ビーチ。The Legend Resort Cherating(ホテル=ザ・レジェンド・リゾート・チェラティン)のプライベート・ビーチであり、日中は、周囲に遮るものが何もない、美しく長く伸びる海岸線を眺めることのできる見事なビーチだ。敷地内にはツリー・ハウスや吊り橋、アスレチック設備などが多く点在しているため、子供も大人もリゾート・ライフをすべて満喫できる。レストランは、ローカル料理から西洋料理まで楽しむことができるため、幅広い層に受けているが、オススメは「レジェンド・バーガー」。アメリカ在住時には、ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴと有名店を食べ歩き、バーモントでは期間限定でオープンする幻の名店にも何度も訪れたほど、美味しいハンバーガーに目がない記者。レジェンド・リゾート・チェラティンのレジェンド・バーガーは、バンズ、パテともに絶品で、「こんなに旨いバーガーをここで食べられるとは」と感激した一品だ。 The Legend Resort Cherating @Lot 1290, Mukim Sungai Karang, Cherating 26080 Pahang / Phone:09-581 9818 / http://www.legendresort.com.my/

 「昔のマレーシアの姿がそこにある」と言われる、フレンドリーな人々の暮らす場所、マレーシア東海岸。洗練こそされてはいないが、豊かな自然を、今なお満喫することのできる贅沢な地だ。自然と共生しながら、心豊かに過ごせる東海岸チェラティンは、KLから車で4〜5時間程度のドライブで到着可能(途中、パハン州クアンタンを通過する)。ぜひ一度訪れてはいかがだろう。




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Kemasik海岸のランドマーク、二つ岩

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Kemasik海岸

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Kemasik海岸で夕日を楽しむ青年たち

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Kemasik海岸に集まる地元の人たち

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Kemasik海岸の夕日

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Chukaiの町

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夜のChukai

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レストランに案内してくれたビーカムさん(右)のご家族

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地元の人おすすめのシーフードレストラン

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レストランを紹介する記事が並ぶ

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レストランの壁には、海老やカニがずらり

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シグニチャー・メニューかにの詰めもの

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新鮮なイカとチリの炒め物

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おすすめデザートのマンゴー・ライス

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レジェンド・ビーチ

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レジェンドビーチで大人にも子供にも大人気のつり橋&ツリーハウス

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レジェンドビーチの揺れる一本橋に挑戦!

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ド迫力のレジェンド・バーガー