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Mika Yatsuchi  2014年2月20日号掲載

ピックアップ  前回に引き続き、後編では実際に産後院で過ごすことで感じた良さや、産後院選びの基準となる施設によるサービスの違いなど、より具体的な内容をお伝えします。

産後院の良さは、どんなどころにありますか??

 一軒家のような建物の中には、個室、乳児ルーム、食堂が備わっている。部屋の広さは施設によって異なるが、基本的には個室となっている。栄養、ボリュームを兼ね備えた食事が一日3食、そして午前と午後におやつの時間が2~3回ある。野菜や漢方を使った料理は、日本人の口にも馴染み易く、満足度はかなり高いという。「慣れない子育てに加え、産後の体調を戻すまでの間、3度の食事の準備をしなくて済むというのは、非常に負担が少なくて済みました」と佳奈さん。

 授乳の仕方や赤ちゃんとの向き合い方など、初めてで分からないことは、看護師さんや子育て経験豊富なベテランスタッフに、いつでもすぐ聞けること。また、出産して間もないお母さん同士で、いろいろと話をしながら、情報交換できるのも心強いようだ。知り合いや身近に相談できる人ができるというのは、子育ての不安を和らげてくれる。これもまた、産後院で過ごす良さのひとつだ。

2つの産後院の違いとは??

 産後退院してすぐに入ったのは、シャーアラムにある『BONDA VILLA(ボンダ・ビラ)』という施設。ここの施設は、最大6人までを受け入れており、3名の看護師が24時間体制で常駐している。専門コンサルタントによる子育てセミナーに参加できたり、母乳ケアやお風呂の入れ方などを教えてくれたりする機会が設けられている。

 「母乳育児に徹底しているところが、この施設を選ぶきっかけにもなりました。夜間別室で寝ている子供が泣き出したときは、看護師さんが部屋に連れてきてくれて、授乳していました。また、夜泣きする赤ちゃんとの接し方などもアドバイスしてくれました」と、佳奈さんは振り返る。少ない人数できめ細かなサービスと、ゆったりとした産後の時間を過ごすことができるのが魅力だという。

 2週間後、ペタリン・ジャヤにある『Mom’s Paradise Confinement Center』へと移った。同センターでは、14人がケアサービスを受けていた。看護師さんは常駐していないが、子育てのベテランスタッフが3~4人体制でサポート。ボンダ・ビラに比らべ部屋の広さや、母乳育児という点に置いては少し劣るが、市内から近いというのは便利なようだ。

 どこを重視するかによっても選ぶ施設は違ってくる。「2つの施設で過ごしたことで、それぞれの良さを比較することができました」と佳奈さんはいう。

マレーシアで出産を終えて・・・

 「費用のこともありますが、産後院を利用してよかったと思います。日本から両親を呼ぶことも考えましたが、慣れない外国に来てもらうことの負担を考えると、やはり躊躇してしまいました。頼れる人が少ない中での出産&育児に、最初の1ヶ月間だけでも専門スタッフがいる中で過ごすことができたのは、非常に心の支えになりました。また、家族も私が一人にならないことに、安心してくれました。マレーシアで出産したからこそ、経験することができた貴重な時間です。日本では馴染みのないコンフィメントセンターですが、今後このようなケアサービスが日本でも受けることができたらいいなと思います」




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『BONDA VILLA』の看護師さん、ケアスタッフの皆さん

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ボリューム満点!夕食

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野菜たっぷりクイティアウ

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おやつの時間♡

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広々とした個室(BONDA VILLA)