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Junko Motoyama  2012年5月31日号掲載

イベント情報  クアラルンプール国際ジャズフェスティバルが2012年5月19日、20日の2日にわたって開催された。

 クアラルンプール・シティホール(DBKL)が全面的にバックアップし、世界水準のジャズミュージックをKLで披露することを目指しただけあり、英国のアシッド・ジャズバンドのインコグニート、日本人では共に米国を拠点に活動しているジャズ・ピアニストの上原ひろみさん(海外ではHIROMI)、ヴァイオリニストの大倉めぐみさん(海外ではMeg Okura)など、世界各国から多くの著名なジャズミュージシャンが参加した。

 2日間、延べ12時間にわたるフェスティバルの大トリは、今年82歳のジャズ・ピアニスト、アーマッド・ジャマル氏。マイルス・デイヴィスにも影響を与えたというジャマル氏は円熟した演奏を披露した。上原ひろみさんはジャマル氏の直前に登場。時には椅子から立ち上がりつつ、彼女の特徴ともいえる高速の指使いで、全身、全力での演奏を披露した。

ジャズ・ピアニスト 上原ひろみさんにインタビュー
「90歳になるまで演奏していたい」

 マレーシアで演奏するのは今回が初めてで、どんな反応が返ってくるか演奏するのが楽しみ。今回は、2011年に発売したアルバム「ボイス」のツアーの一環で、この後はシンガポールで演奏します。一緒にツアーをしているアンソニー・ジャクソン(ベース)とスティーブ・スミス(ドラム)はすばらしいミュージシャンで、一瞬一瞬が楽しい。

 6歳の時からピアノを演奏し、作曲をしていますが、私にとって作曲は自己表現の手段で、日記を書くようなもの。作曲は山登りのようなもので、苦しいときもあるけど、道ばたに見たことがない花が咲いているのを見付けたり、美しい滝に出会ったり、すばらしい景色が楽しめることもある。アンテナを張り巡らせていれば、インスピレーションを得るヒントは日常生活の中にいくらでもあります。音楽は人を癒やし、勇気づけるもの。食事と一緒で、「おいしかったね」と一緒に楽しめる仲間がいれば音楽はさらに楽しい。だから、いろんな人と音楽をシェアできるコンサートが大好き。

 将来は90歳になるまで演奏していたい。そのためには技術をキープするために練習も必要だし、作曲し続けなければならないし、いつもわくわくした気持ちで音楽に取り組むことが大切。やるべきことはまだまだいっぱいあると思います。




Photos by Pein Lee KLIJF 2012, all rights reserved.

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