日本からレジェンドが来てくれた!~名球会野球教室に目を輝かせる子どもたち~

ピックアップ  2017年8月5日、6日の両日、日本プロ野球名球会による野球教室がマレーシアで開催されました!日馬国交60周年記念事業ならびに「名球会ASEANベースボールプロジェクト」の一環として、国際交流基金ならびにプトラジャヤ野球連盟のバックアップのもと、マレーシアでの野球普及を目指して行われた当野球教室。5日は成人を対象に、6日は少年・少女を対象として実施されました。

名球会からやって来た講師は?
 講師を務めたのは、元大洋ホエールズ・読売ジャイアンツで名打者として活躍した松原誠氏と、元広島カープの名投手、北別府学氏。炎天下の中、2日間に渡り、バッティングやピッチングをエネルギッシュに指導してくださいました。

目をキラキラ輝かせながら、真剣に指導を受ける子どもたち
 6日の少年・少女対象の部では、マレーシアの子どもたち、ならびにハリマオ少年野球部所属の子どもたちが、真剣な表情で指導を受けます。
 普段、野球環境に恵まれないマレーシアの子どもたちは、専用の練習場もなく、野球用具も満足に揃わず、確かな指導も受けられない中、野球が上手になりたいと、限られた機会を見つけては練習しています。そんな子どもたちにとって、名球会野球教室は願ってもない大きなチャンス。これまでは見様見真似、試行錯誤、自己流で投球、バッティングしてきた子どもたちが初めて、名打者からバッティングの指導を受け、一流ピッチャーからボールの握り方、構え、投球方法を学びます。 その表情は真剣そのもの。自分たちの実力を承知し、シャイな子どもたち。しかし、かけがえのないチャンスを逃すまい、講師のアドバイスをなんとか自分の身に刻み付けようと必死の努力を重ねます
 北別府講師からの投球アドバイスを受ける、1人の地元の男の子。基本が身に着いておらず、癖も大きいまま今日に至ります。1回投げるごとに講師のアドバイスを1つ受け、次に投げるときにはそのアドバイスを生かし投げ、さらに次のアドバイスを受けて投げるという繰り返し。すると数分後、見事にキャッチャーミットに「ズバッ!」と響く、見事な球を投げたではありませんか!「できた!やったじゃないか!」と目を細める北別府講師と、弾ける喜びを抑えてはにかむ男の子。今日のこの喜びが、今後の彼の未来の礎になってくれることを願ってやみませんでした。

こつこつ練習を積み重ねること、継続することが何よりも大切
 バッティング練習中、選手の一瞬の動きを見逃さず、癖を見極め、最適なアドバイスを繰り返していた松原講師。「いくら空振りしてもいい!素早く振り抜くのが大切」と、空振りした子どもにも、「いいよ!今の振り、よかった!続けて!」。当講師が、すべての練習メニューを終えた後に語った言葉、それは、「こつこつ練習を積み重ねること、地味なことを続けること、継続することが何よりも大切です」。誰もが野球選手になるわけではない、しかし、この姿勢はすべてに通じることだと、往年の名選手は穏やかに、しかし熱く語ります。

「ピュアな子どもたちの時間は、とても楽しかった!」
 マレーシアの野球は、まだまだスタート地点。普及には裾野を広げることが何よりも大切な状況です。スターが登場し、そのスターをカッコイイと思い追随する人々が増えること、野球教室等の機会が増えることが今後の課題だと、講師は口を揃えます。「マレーシアの子どもたちは本当にピュアで、一生懸命練習に励んでくれた。2日連続で参加してくれた者もいる。その気持ちが何よりも嬉しい。『日本が好き、野球が好き』という純粋な人々、子どもたちに出会え、本当に楽しかった」と語る、北別府講師の言葉が印象的でした。

ニッポンからレジェンドが来てくれた!これほど嬉しいことはない
 プトラジャヤ野球連盟会長のSazali Husain(サザリ・フセイン)さんは、「ニッポンからレジェンドが来てくれた。これほど嬉しいことはない。参加者らは皆、スーパースターから有意義な指導を受けることができ、本当に興奮していた。おかげさまで大成功の野球教室となった。関係者のみなさまに感謝するとともに、今後の野球普及を目指して、ぜひ継続して機会を得たい」と、興奮気味に語りました。




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「こつこつと毎日練習を積み重ねることが最も大切です」

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「バッドはこの高さに構える。高すぎてはいけないよ」と、丁寧な指導を行う松原選手

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「空振りしてもいい!思い切り振って!」と松原選手

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バッティング指導を北別府選手から受ける地元の若者

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地元の子ども、若者にバッティング指導する北別府選手

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地元の子ども、若者にバッティング指導中の北別府選手

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北別府選手による、ボールの握り方指導

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北別府選手の投球指導を受ける地元の子ども

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真剣に両選手の指導に耳を傾ける子どもたち

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最後は全員でミニゲーム

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参加者プレゼントのユニフォームと帽子を手に、とっても嬉しそう!

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ユニフォームの背中にサインする北別府選手

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いただいたユニフォームと帽子を嬉しそうに早速身に着ける地元の子どもたち

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地元の子どものボールにサインする松原選手

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野球教室参加者全員で記念撮影

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プトラジャヤ野球連盟会長のサザリさん(左)と野球教室実行委員の坂本さん