前立腺がんと前立腺肥大

ピックアップ  前立腺がんは50歳以上の男性に主に見られるがんです。進行が遅く死に至るケースは多くありません。同じ前立腺の病気に良性前立腺肥大(Benign prostatic enlargement:BPE)がありますが、これはがんではありません。良性前立腺肥大は50歳以上の男性の約50%に見られ、80歳以上では9割にまで増加します。前立腺がんは白人男性に多く、米国とオーストラリアでは7人に1人の割合です。マレーシア人男性の場合は、前立腺がんは4番目に多いがんで、インド人男性では大腸がんに続く2番目に多いがんとなっています。

前立腺肥大と前立腺がんの違いは
 良性前立腺肥大とは、前立腺の中心を通る尿道周囲の細胞が、中心部に向かって肥大し尿道が圧迫されるもので、尿が出にくくなる、尿の回数が増えるなどの症状が現れます。これに対して前立腺がんは外部に向かって増殖し、初期はほとんど自覚症状がなく、早期発見には検診が重要です。
 最初の検査は血液検査のPSA検査と、直腸から前立腺のしこりを探る直腸指診(DRE)です。もし前立腺がんの疑いが出たら、組織を少量採取して組織診断を行います。必要に応じMRI検査も実施します。生検で前立腺がんが見つかったら、進行度合いを示すステージを確定し、個別の病状に応じて治療を進めます。
 前立腺に異常がある場合、ほとんどは良性前立腺肥大で前立腺がんは極わずかです。検査の結果、前立腺がんと診断されること。それは、人生を大きく替えてしまうほどの深刻な経験です。全てのがんについて言えることですが、早期発見と適切な治療が良好な予後の決め手となります。


Sunway Medical Centre

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泌尿器科の専門医である
Badrulhisham Bahadzor医師
(Sunway Medical Centre)