インディアンクラシックダンスの先生 シュリマティ・モハナプリヤさん

ピックアップ  シュリマティ・モハナプリヤ氏。幼いころからインド古典舞踏を学び、正式な舞踏学校修了後はさらに他の古典舞踏を修め、「ダンスを学ぶことに終わりはない」と、今なお道を究め続ける心優しい熱血先生です。このモハナプリヤ先生がほぼボランティアで指導するダンススクールの初心者コースにお邪魔し、先生と生徒のみなさんの様子を取材してきましたのでご紹介します。

インターナショナルな生徒さんたち
 学んでいたのはインド系のお子さんたちだけではありません。中華系、日本人、他のアジア各国出身者のみなさんが仲良く学び、先生は人種・民族関係なく、熱心に指導します。「インド人だからインディアンダンスが上手ということはありません。しっかり基本を学べば、誰でも上手に踊れるようになります」とモハナプリヤ先生は語ります。

インド古典舞踏は7タイプ
 インド古典舞踏は7派あり、初心者クラスの子供たちが学ぶのは、最も古い歴史を持つBharatanatyam(バラタナッティアム)。古来、専属の舞姫らによって寺院内でのみ奉納されていた舞で、社会の変化に伴い広く披露されることとなり、現在ではもっとも多くの人々に踏襲されているものです。指先、手の動き、足さばきの一つ一つにすべてに意味があり、重心を低く保ち、神像のポーズをキメることを特徴としています。「インド舞踏を学ぶ上で、もっとも大切な基本を学ぶことができるダンスです」と先生。この超古典のバラタナッティアムの基本動作は、空手の「移動」や「型」を彷彿とさせるものでした(*記者は空手経験者)。

熱心な先生に子供たちも一生懸命!
 モハナプリヤ先生の指導は熱心の一言に尽きます。「笑顔を忘れない!上手よ、その調子!」と子供たちを鼓舞しつつ、一つ一つの動作を丁寧にチェック。手取り足取り細やかに指導します。集中力が途切れた子供にはピリリと激を飛ばし、子供たちをまとめ、技術を向上させます。初心者クラスは土曜日の午後5時開始。その日は朝から上級者クラス、大人のクラスなど、数々のクラスで指導を終えたにもかかわらず、パワフルさは一向に衰えません。子供たちは充実の1時間を先生の下で過ごします。週1回1時間、1人90RMの月謝は教室のレンタル代にしかなりません。「ダンスと音楽は私の生きがい。古典舞踏を広く伝えていくことができるなら、それだけで満足です」。子供たちが一生懸命先生についていく理由はこれなのだと心から納得します。

「早く人前で踊りたい♪」
 寺院での祭事やステージで披露するためにはまだまだの初心者クラスの子供たち。指先や手の動きのパターンだけでも50種類、さらにはステップ、身体全体を使った動作など、その組み合わせは無限です。「早く綺麗な衣装を着けて、ステージで踊りたい」とはにかむ子供たちに、先生は「すぐ踊れるようになるわよ!来年の今頃、足環をつけて披露しようね!」。

 「中国では中国人指導者が、日本では日本人指導者がインド舞踏を普及しています。世界中で私たちの伝統が愛されていることは喜ばしいことです」と語る先生は、今回取材したバラタナッティアムクラスの他、Oddisi(インド古典舞踏の他のタイプ)、ボリウッドダンス、ヨガ、各種楽器のクラスも開講しています。地元ならではの伝統芸能にぜひチャレンジしてはいかがでしょう。


スクール名
Dakshra Fine Arts

場所
No.15-4, Jalan USJ 9/5M, Subang Business Center, 47620 Subang Jaya

電話
018-2020329

Eメール
dakshrafinearts@gmail.com




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レッスンの前、踊りの神様と大地への感謝を込める子供たち

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神像の前で踊る子供たち

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「はい!4番動作!」の掛け声に、一斉にステップを踏み始める子供たち。
動作に気を取られ笑顔を忘れてしまうことも・・・・

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一生懸命踊る子供たち

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指先、目線、笑顔に気を配りながら踊る女の子

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スクールに通う双子ちゃん。
お互いに助け合っていたのがとっても印象的でした

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鏡で自分の動きをチェックしながら練習します

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演武中、「前を見て!笑って!」と言われても、
カメラが気になる子供たち♪

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模範演技する先生。とっても綺麗です!

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手の動き、表情、姿勢のすべてに意味があります

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手の表情一つ一つに意味があります

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手の表情を集中的に細かく教える先生

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一人一人の手を取り指導する先生

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重心を低く保つステップ

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先生を真似て、一生懸命重心を低く保つ子供たち

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拍子木を用いて、リズムを刻む先生

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ステップを踏む子供たちと、それを確認する先生

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演武を披露する子供たち

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レッスン後の先生。
一日のクラスすべて終え、ほっと一息

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「芸術にゴールはありません。永遠に学び続けるものです」と語るモハナプリヤ先生